ゼンリンの年収は497万円|年齢帯別・役職別年収やボーナスなどを徹底調査【最新版】

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ゼンリンの平均年収ランキングのまとめ

株式会社ゼンリンは、福岡県に本社を構える、情報・通信業で事業を手掛ける企業です。 ゼンリンの平均年収は497万円で、業界ランキング468位の平均年収となっています。 今回は、そんなゼンリンに就職すると年収がいくらになるのかについて、年代別・役職別などの軸で徹底分析をしていきます。 ぜひ就職後のイメージと照らし合わせながら読んでみてください!また、面接対策に役立つゼンリンの事業内容や沿革も紹介していきます。 是非最後まで読んで、就職活動の参考にしてくださいね!


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ゼンリンの平均年収はいくら?

平均年収のサマリー

2022年度のゼンリンの平均年収は、497万円でした(有価証券報告書調べ)。全国平均の年収が614万円であることを考えると、 全国平均よりも低い水準となっています。

ここで、平均年収の推移をみてみましょう。

平均年収の推移

ゼンリンの平均年収の推移

ゼンリンの平均年収は直近8年間で、 +2.2%増加と上昇トレンドとなり、平均年収が増加していることが分かります。

年代別の平均年収

ゼンリンの年代別平均年収

次に、年代別の平均年収をみてみましょう。25~29歳の平均年収は284万円で、 30~34歳になると344万円と平均年収が60万円プラスとなります。 さらに、35~39歳になると401万円で、40~45歳になると454万円40~45歳になると497万円となります。 そして、50~54歳になると554万円55~59歳になると593万円となります。

※こちらの試算は、株式会社ゼンリンが発表をしている有価証券報告書と、厚生労働省が発表をしている 賃金構造基本統計調査を元に試算をしています。 詳しい計算方法については、こちらのページを参考にしてください。

ここまで、ゼンリンの平均年収のサマリーについてみてきました。 しかし、就職活動をする上で他社との比較は欠かせません。 ゼンリンの平均年収は業界やエリア別で分析した際に、 上位何位なのでしょうか?

それでは、ランキングについて確認をしていきましょう!


ランキング

業界内ランキング

ゼンリンの業界内年収ランキング

ゼンリンが属する業界である、「情報・通信業」の上場企業平均年収は638万円でした。 そのため、ゼンリンの平均年収は業界平均と比較をして 141万円低く、 業界内ランキングでは、554社中468位と比較的低い平均年収となっています。

次に、エリア内のランキングについて確認していきましょう!

エリア内ランキング

ゼンリンのエリア内年収ランキング

ゼンリンの本社がある福岡県における上場企業の平均年収は566万円となります。
そのため、ゼンリンの平均年収はエリア平均と比較をして 69万円低く、 エリア内ランキングでは、104社中66位同程度の平均年収となっています。

以上、ゼンリンの年収ランキングについて見てきました。 ここまで読んでボーナスの額や、出世するといくら貰えるか気になる方も多いかと思います。

それでは、ボーナスの額や役職別の平均年収について確認をしてみましょう!

ゼンリンでキャリアを重ねると

ボーナスはどれくらい貰える?

ゼンリンのボーナス額の平均値は、80万円でした。 同業種の業界平均が102万円であることから、 22万円程低い金額になっています。

出世するといくら貰える?

ゼンリンの役職別平均年収の比較

次に、ゼンリンの役職別平均年収をみてみましょう。

係長の平均年収は616万円、 課長の平均年収は805万円、 部長の平均年収は971万円と、 同業界の平均と比較をして 比較的低い水準にあることが分かります。


ゼンリンの生涯年収はいくら?

ゼンリンの生涯年収ランキング

調査の結果、ゼンリンの平均生涯年収は1.6億円でした。

全国の平均生涯年収が2.4億円であることを考えると、 ゼンリンの生涯年収は 比較的低い水準となっています。

※ 生涯年収は、新卒または第二新卒から60歳まで株式会社ゼンリンで働いたと仮定して算出しています。


ゼンリンの従業員調査

ここまでゼンリンの年収を様々な角度から分析してきました。 しかし、就職先を検討する際には、給与・収入面だけでなく、その企業にどういった人が働いているかを知っておくことが重要です。 従業員のデータを予め分析して入社後のミスマッチを減らしておきましょう。

ゼンリンの従業員数

ゼンリンの従業員数比較

有価証券報告書によると、ゼンリンの従業員数は、2440人でした。 情報・通信業の従業情報員の平均従業員数が、541人であることから、 業界より比較的多い人数であることが分かります。
また、同業種内での従業員数ランキングが23位(554社中)であることからも、 かなり規模の大きい企業であることが分かります。

ゼンリンの従業員の平均勤続年数

ゼンリンの平均勤続年数比較

有価証券報告書によると、ゼンリンの平均勤続年数は、16.5年でした。 情報・通信業の従業員の平均属年数が、8.1年であることから、 一度ゼンリンに就職した人が比較的長い期間働いている、定着率の高い職場と言えそうです。

ゼンリンの従業員平均年齢

ゼンリンの従業員の平均年齢比較

有価証券報告書によると、ゼンリンの従業員の平均年齢は、46.41歳でした。 情報・通信業の従業員の平均年齢が、38.6歳であることから、 比較的年齢の高い職場であると言えます。


ゼンリンの勤務環境はブラック?それともホワイト?

ゼンリンの長時間労働是正のための取組内容

ゼンリンは次のような取り組みによって、長時間労働是正に励んでいるようです。

・年休の連続取得
「GO連休」(5日間の連続有給休暇)の取得を推進
・「意識を変える/業務のやり方をかえる/早くカエル」
毎週水曜日が「ノー残業デー」、金曜日が「早帰りデー」(19時退社)。
毎週月・火・木曜日についても20時退社として推進
・柔軟な働き方ができる制度の導入と普及促進(テレワーク、フレックスタイム、時差出勤など)

出典:厚生労働省発表 – 女性の活躍推進企業データベースオープンデータ(2021年10月25日時点)


ゼンリンは女性にとって働きやすい?

ゼンリンの女性活躍を推進する取り組み

ゼンリンは次のような取り組みによって、女性の活躍を推進しているようです。

【認定申請関連項目】
・時間外労働と休日労働の合計が、全ての雇用管理区分で各月全て45時間未満である
・直近3事業年度実績(2018~2020年度)
 女性の非正社員から正社員への転換 177名
 おおむね30歳以上の女性の正社員としての採用 189名 
(2020年人事制度改定実施 準社員を社員転換)

出典:厚生労働省発表 – 女性の活躍推進企業データベースオープンデータ(2021年10月25日時点)


ゼンリンの事業展望

「せっかくゼンリンに採用してもらったのに、仕事内容や社風が合わない、、、」なんてことは避けたいですよね。 そのためにも、ゼンリンが今後どのような成長戦略を考えているのかを知っておくことはとても重要です。 また、それだけでなくゼンリンがどのような人を採用したいと考えているのか見えてくるかもしれません。 それでは一緒に事業展望を見ていきましょう!

ゼンリンは、事業戦略として、「知・時空間情報の創造により人びとの生活に貢献する」を企業理念として掲げ、「MapstotheFuture」のスローガンのもと、地図情報で未来を創造していくことを使命として企業運営を行い、「情報を地図化する世界一の企業」となることを目指している」ようです。
また、有価証券報告書によると、今後の事業成長のために以下の取り組みを掲げています。

  • 昨今の市場のニーズは、自動運転やMaaSに代表されるように、社会や産業の課題解決を目的とし、人だけでなくシステムが判断するために必要となる三次元化を含めた現実世界の再現にシフトしている

業績分析

続いて、有価証券報告書の決算情報をもとに、ゼンリンの将来性を分析していきしょう!

売上額から見るゼンリンの将来性

ゼンリンの売上高推移のグラフ

ゼンリンは、主な事業として、位置情報サービス関連事業を手がけています。 ここで、ゼンリンの売上高推移についてみて見ましょう。 直近8年間の売上成長率は14.8%で、 高い成長率を誇っている会社と言えるでしょう。
また、ゼンリンの売上高ランキングは、 同業種で98位業界を牽引している企業となっています。

純利益から見るゼンリンの将来性

ゼンリンの純利益高推移のグラフ

次に、ゼンリンの純利益推移についてみてみましょう。 直近8年間の純利益成長率は-5.6%で、 成長がやや鈍化していると言えるでしょう。
また、ゼンリンの売上高ランキングは、 同業種で66位業界を牽引している企業となっています。


ゼンリンの競合企業は?

ゼンリンと企業規模が比較的近く、かつ類似した事業内容を展開する企業は以下の企業です。 これらの企業の情報もチェックをしてみて下さいね。

企業名 平均年収 事業内容
株式会社ビーイング 659万円 情報・通信業
株式会社クレオ 554万円 情報・通信業
日本プロセス株式会社 687万円 情報・通信業
株式会社クレスコ 653万円 情報・通信業
株式会社AOI Pro. 701万円 情報・通信業
日本オラクル株式会社 1073万円 情報・通信業
株式会社エヌアイデイ 542万円 情報・通信業
株式会社KADOKAWA 822万円 情報・通信業
株式会社 TKC 758万円 情報・通信業
日本電信電話株式会社 952万円 情報・通信業

情報・通信業業界の企業年収ランキングは?

ゼンリンが属する情報・通信業業界において、どの企業の年収が多いか気になる方も多いかと思います。 そこで、情報・通信業業界における平均年収のランキングをまとめてみました。 同一業界の年収ランキングについても是非チェックしてみてください!

順位 企業名 平均年収 従業員数
1位 株式会社光通信 1682万円 7人
2位 株式会社TBSホールディングス 1449万円 111人
3位 株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングス 1427万円 27人
4位 株式会社テレビ朝日ホールディングス 1421万円 77人
5位 株式会社テレビ東京ホールディングス 1415万円 100人
6位 日本テレビホールディングス株式会社 1379万円 199人
7位 ソフトバンクグループ株式会社 1322万円 255人
8位 株式会社ジャストシステム 1309万円 316人
9位 株式会社スカパーJSATホールディングス 1271万円 27人
10位 朝日放送グループホールディングス株式会社 1253万円 72人

情報・通信業業界に属する会社の年収ランキングの続きは、こちらをご覧ください!


福岡県の企業年収ランキングは?

ゼンリンが属する福岡県において、どの企業の年収が多いか気になる方も多いかと思います。 そこで、福岡県における平均年収のランキングをまとめてみました。 同一エリア内の年収ランキングについても是非チェックしてみてください!

順位 企業名 平均年収 従業員数
1位 株式会社RKB毎日ホールディングス 1240万円 22人
2位 九州朝日放送株式会社 1234万円 231人
3位 株式会社 テレビ西日本 1203万円 168人
4位 株式会社西日本フィナンシャルホールディングス 1054万円 10人
5位 三井松島ホールディングス株式会社 914万円 37人
6位 若築建設株式会社 868万円 751人
7位 株式会社西日本新聞社 859万円 561人
8位 株式会社ふくおかフィナンシャルグループ 799万円 299人
9位 株式会社シノケングループ 789万円 14人
10位 株式会社安川電機 787万円 3313人

福岡県に本社を構える会社の年収ランキング続きは、こちらをご覧ください!


企業データ

最後に、ゼンリンの企業データについて調査した結果を記載します。

項目 詳細
会社名 株式会社ゼンリン
設立年月日 1961年
会社ホームページ http://www.zenrin.co.jp/
所在地 福岡県北九州市小倉北区室町1丁目1番1号
代表取締役社長 代表取締役社長  髙 山 善 司 
業種 情報・通信業
事業内容 『知・時空間情報』の基盤となる各種情報を収集、管理し、住宅地図帳などの各種地図、地図データべース、コンテンツとして提供。また『知・時空間情報』に付帯、関連するソフトウェアの開発・サービスの提供

ゼンリンの歴史

歴史を知っておくことは、その会社の安定性を理解するだけでなく、面接対策の観点からもとても重要です。 ゼンリンの創設年は1961年で62年の社歴を持っており、 情報・通信業の中では 比較的長い社歴を持っています。

歴史をもっと見る

年月

概要

1974年3月

住宅地図・各種地図・図書等の企画出版を目的とする株式会社善隣を北九州市小倉区に設立(組織変更、資本金10百万円)

1983年7月

株式会社善隣を株式会社ゼンリンに商号変更

1983年8月

株式会社善隣出版社及び日本住宅地図出版株式会社を吸収合併し、札幌、仙台、東京、名古屋、大阪他全国各地の事業所を引継ぎ地図情報企業として全国展開が可能な体制を確立

1984年5月

株式会社日立製作所と共同で「住宅地図製作自動化システム」を確立、さらに「住宅地図情報利用システム」を開発

1985年11月

株式会社日立製作所及び株式会社写研との共同により、文字・図形情報を入力した磁気テープから直接印刷用の刷版を作る「レーザー製版システム」を開発

1986年11月

地図情報のデータベース「Zmap電子地図」及びソフトウエアプログラム「Zmap-PC」を開発

1988年1月

東京都23区の「Zmap電子地図」及びソフトウエアプログラム「Zmap-PC」を発売開始(以降、政令指定都市を重点に全国に拡販)

1990年3月

外注先である株式会社天地堂印刷製本所(現、株式会社ゼンリンプリンテックス(連結子会社))を事業の緊密性を図り、製版・印刷の効率化を高めるため子会社化

1991年10月

汎用化を狙ったカーナビゲーション用のナビゲーションシステム研究会の統一規格に沿ったソフト「ナビソフト」を開発

1992年5月

作業の効率化を図るため、生産本部の一部(製版・印刷・製本部門)を株式会社ゼンリンプリンテックス(連結子会社)へ移管

1992年6月

全国版・関東リゾートガイド等の「ゼンリン・ナビソフト」を新発売

1992年12月

北九州市戸畑区に「ゼンリンテクノセンター」を竣工、開発本部が当センターに集結

1994年9月

福岡証券取引所に上場

1996年9月

東京証券取引所市場第二部に上場

1997年1月

電子地図事業の生産効率化を図るため、株式会社ダイケイ(連結子会社)及び同社の子会社である上海大計数据処理公司(連結子会社)を子会社化

2000年4月

電子地図の北米海外拠点として、ZENRIN USA, INC.(現、Abalta Technologies, Inc.(連結子会社))をアメリカに設立

電子地図のインターネット配信事業のため、株式会社ゼンリンデータコム(連結子会社)を設立

2001年8月

電子地図の立体映像技術の研究、開発のため、株式会社ジオ技術研究所(連結子会社)を設立

2002年7月

CD-ROM版住宅地図「デジタウン」を新発売

2005年10月

電子地図の欧州海外拠点として、ZENRIN EUROPE GmbH(連結子会社)をドイツに設立

2006年3月

東京証券取引所市場第一部に上場

2013年3月

東京都千代田区に東京本社を設置

2014年5月

本社を北九州市小倉北区から同市戸畑区に移転

2016年9月

海外事業を中心とした事業強化のため、Abalta Technologies, Inc.(連結子会社)及び同社の子会社であるAbalta Technologies EOOD(連結子会社)を子会社化

2020年4月

マーケティングソリューションビジネスの更なる事業拡大を図るため、株式会社ゼンリンマーケティングソリューションズ(連結子会社)が同社の子会社3社(株式会社ゼンリンビズネクサス、株式会社ゼンリンジオインテリジェンス、大東マーケティングソリューションズ株式会社)を吸収合併

 

当社グループ全体の福利厚生を取りまとめる(管理・運営)会社として、株式会社タイコー(連結子会社)を子会社化

2021年1月

当社グループのシステム開発体制の強化を図るため、株式会社ワイズ・コンピュータ・クリエイツ(連結子会社)を子会社化

 

ベンチャー企業への投資を通じた既存事業の成長と新規事業の創出のため、CVC子会社である株式会社ゼンリンフューチャーパートナーズ(連結子会社)を設立

2021年4月

GISビジネスの更なる拡充を図るため、株式会社カーネル(連結子会社)を子会社化

 

当社グループとの事業シナジーが認められる企業、最先端技術や独自サービスを有するベンチャー企業への投資のため、ZFP第1号投資事業有限責任組合(連結子会社)を設立

2022年1月

北米事業拡大を図るため、Abalta Technologies, Inc.(連結子会社)がZENRIN USA, INC.を吸収合併


まとめ

今回の記事では、ゼンリンの年収を中心に、業績の推移や競合企業との比較など、就職活動のためになる情報を徹底調査をしてきました。
会社選びをするうえで、インターネットの評判や社員の方による口コミも参考になりますが、企業のデータを知ることもとても重要です。

関連する業界については、下記で詳しく紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

また、他の同業種の企業についても企業研究をしたい方は、こちらの記事もぜひ参考にしてみて下さい!

【関連企業の年収を徹底調査】

このサイトについて

各企業の平均年収や平均勤続年数・平均年齢・従業員数などの基本情報は、有価証券報告書をデータソースとして使用しています。また、年齢別年収・役職別年収・生涯年収は、政府が公表している各種調査情報を元に、統計的な手法によって独自に算出をしています。詳しい算出方法はこちらのページをご覧ください。

出典

監修 年収チェッカー編集部


本サイトの記事は、人材業界と統計学の双方に専門的な知識を持つ、年収チェッカー編集部によって作成されています。