九電工の年収は677万円|年齢帯別・役職別年収やボーナスなどを徹底調査【最新版】

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九電工の平均年収ランキングのまとめ

株式会社九電工は、福岡県に本社を構える、建設業で事業を手掛ける企業です。 九電工の平均年収は677万円で、業界ランキング107位の平均年収となっています。 今回は、そんな九電工に就職すると年収がいくらになるのかについて、年代別・役職別などの軸で徹底分析をしていきます。 ぜひ就職後のイメージと照らし合わせながら読んでみてください!また、面接対策に役立つ九電工の事業内容や沿革も紹介していきます。 是非最後まで読んで、就職活動の参考にしてくださいね!

また、下記の記事では、九電工について、より就活生にたった視点で平均年収を分析しているので、就活生の方はぜひこちらもチェックしてみてください!


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九電工の平均年収はいくら?

平均年収のサマリー

2022年度の九電工の平均年収は、677万円でした(有価証券報告書調べ)。全国平均の年収が614万円であることを考えると、 全国平均よりも高い水準となっています。

ここで、平均年収の推移をみてみましょう。

平均年収の推移

九電工の平均年収の推移

九電工の平均年収は直近7年間で、 +2.9%増加と上昇トレンドとなり、平均年収が増加していることが分かります。

年代別の平均年収

九電工の年代別平均年収

次に、年代別の平均年収をみてみましょう。25~29歳の平均年収は512万円で、 30~34歳になると567万円と平均年収が55万円プラスとなります。 さらに、35~39歳になると622万円で、40~45歳になると677万円40~45歳になると750万円となります。 そして、50~54歳になると756万円55~59歳になると753万円となります。

※こちらの試算は、株式会社九電工が発表をしている有価証券報告書と、厚生労働省が発表をしている 賃金構造基本統計調査を元に試算をしています。 詳しい計算方法については、こちらのページを参考にしてください。

ここまで、九電工の平均年収のサマリーについてみてきました。 しかし、就職活動をする上で他社との比較は欠かせません。 九電工の平均年収は業界やエリア別で分析した際に、 上位何位なのでしょうか?

それでは、ランキングについて確認をしていきましょう!


ランキング

業界内ランキング

九電工の業界内年収ランキング

九電工が属する業界である、「建設業」の上場企業平均年収は703万円でした。 そのため、九電工の平均年収は業界平均と比較をして 26万円低く、 業界内ランキングでは、195社中107位と比較的低い平均年収となっています。

次に、エリア内のランキングについて確認していきましょう!

エリア内ランキング

九電工のエリア内年収ランキング

九電工の本社がある福岡県における上場企業の平均年収は566万円となります。
そのため、九電工の平均年収はエリア平均と比較をして 111万円高く、 エリア内ランキングでは、104社中23位比較的高い平均年収となっています。

以上、九電工の年収ランキングについて見てきました。 ここまで読んでボーナスの額や、出世するといくら貰えるか気になる方も多いかと思います。

それでは、ボーナスの額や役職別の平均年収について確認をしてみましょう!

九電工でキャリアを重ねると

ボーナスはどれくらい貰える?

九電工のボーナス額の平均値は、109万円でした。 同業種の業界平均が113万円であることから、 4万円程低い金額になっています。

出世するといくら貰える?

九電工の役職別平均年収の比較

次に、九電工の役職別平均年収をみてみましょう。

係長の平均年収は839万円、 課長の平均年収は1097万円、 部長の平均年収は1323万円と、 同業界の平均と比較をして 比較的低い水準にあることが分かります。


九電工の生涯年収はいくら?

九電工の生涯年収ランキング

調査の結果、九電工の平均生涯年収は2.3億円でした。

全国の平均生涯年収が2.4億円であることを考えると、 九電工の生涯年収は 比較的高い水準となっています。

※ 生涯年収は、新卒または第二新卒から60歳まで株式会社九電工で働いたと仮定して算出しています。


九電工の従業員調査

ここまで九電工の年収を様々な角度から分析してきました。 しかし、就職先を検討する際には、給与・収入面だけでなく、その企業にどういった人が働いているかを知っておくことが重要です。 従業員のデータを予め分析して入社後のミスマッチを減らしておきましょう。

九電工の従業員数

九電工の従業員数比較

有価証券報告書によると、九電工の従業員数は、6473人でした。 建設業の従業情報員の平均従業員数が、1384人であることから、 業界より比較的多い人数であることが分かります。
また、同業種内での従業員数ランキングが11位(195社中)であることからも、 かなり規模の大きい企業であることが分かります。

九電工の従業員の平均勤続年数

九電工の平均勤続年数比較

有価証券報告書によると、九電工の平均勤続年数は、16.3年でした。 建設業の従業員の平均属年数が、14.7年であることから、 一度九電工に就職した人が比較的長い期間働いている、定着率の高い職場と言えそうです。

九電工の従業員平均年齢

九電工の従業員の平均年齢比較

有価証券報告書によると、九電工の従業員の平均年齢は、38.6歳でした。 建設業の従業員の平均年齢が、43.2歳であることから、 比較的若い人の多い職場であると言えます。


九電工の勤務環境はブラック?それともホワイト?

ここまで、九電工の平均年収と従業員について分析してきました。 ところで、九電工の勤務環境はブラックなのでしょうか?それともホワイトなのでしょうか? 見極める一つの判断材料として残業時間や有給休暇日数について確認してみましょう!

九電工における従業員の平均残業時間と有給休暇の取得日数

九電工の平均残業時間

九電工の従業員の平均残業時間は、一月あたり22.3時間でした。 建設業の従業員の平均残業時間が、17.7時間であることから、 比較的残業時間が長いことが分かります。

九電工の従業員の有給休暇の平均取得日数は、一年で3.5日でした。 建設業の従業員の平均日数が、9.5日であることから、 比較的有給休暇をとりにくいことが分かります。


九電工は女性にとって働きやすい?

九電工の女性活躍を推進する取り組み

九電工は次のような取り組みによって、女性の活躍を推進しているようです。

○従業員 合計:5,765人(うち女性:532人)、女性比率:9.2%
※2013年度期末時点。有価証券報告書記載の単体ベース。
○平均年齢 合計:40.9歳(男性:40.9歳、女性:40歳)
※2013年度期末時点。有価証券報告書記載の単体ベース。
○新入社員定着状況:男性:88.7%、女性:100%
○産休取得者数:19人
○育休取得者数 合計:19人(うち男性:0人)
○育児休業復職率:87.5%
○平均年間給与:6,174,676円
○女性登用に関する目標・内容:5年以内に管理職の中に占める女性の比率を2%増やす。
○各種報告書での情報開示の有無等 CSR発行有無:(無)、CSR記載有無:()、統合発行有無:(無)、統合記載有無:()

出典:厚生労働省発表 – 女性の活躍推進企業データベースオープンデータ(2021年10月25日時点)


九電工の事業展望

「せっかく九電工に採用してもらったのに、仕事内容や社風が合わない、、、」なんてことは避けたいですよね。 そのためにも、九電工が今後どのような成長戦略を考えているのかを知っておくことはとても重要です。 また、それだけでなく九電工がどのような人を採用したいと考えているのか見えてくるかもしれません。 それでは一緒に事業展望を見ていきましょう!

九電工は、事業戦略として、「中期経営計画では、「持続的な成長を実現するための経営基盤の確立~3つの改革の実現~」をメインテーマに掲げ、前中期経営計画で得られた成果と反省を踏まえ、新たな成長を遂げるためには、これを支える基盤づくりが最重要であるとの認識に立ち、現状の施工力に見合った電気・空調衛生工事の受注量を確保・維持しながら、たとえ景気後退局面に陥ったとしても熾烈な競争を勝ち抜くことができる「強靭で筋肉質な企業体質」づくりに全力を傾注する」ようです。
また、有価証券報告書によると、今後の事業成長のために以下の取り組みを掲げています。

  • 具体的には、コア事業を支える技術者の確保に加え、施工管理方法の見直しや技術者の適正配置による「施工戦力改革」、競争力の源泉となる品質・コスト力向上をはじめ、働き方改革も見据えた「生産性改革」、クリーンで透明性の高い企業風土をつくり上げるための「ガバナンス改革」の「3つの改革」を実現し、本中期経営計画最終年度、その後の創立100周年(2044年)での飛躍的な成長・発展を目指す
  • 快適な環境づくりを通して社会に貢献する。」「技術力で未来に挑戦し、新しい価値を創造する。」「人をいかし、人を育てる人間尊重の企業を目指す。」を企業理念の柱に掲げ、電気、空気調和、冷暖房、給排水、情報通信などの設計・施工を営む総合設備業として、社会的使命を果たすと同時に、お客さまや地域社会とともに発展し続ける企業であることを経営の基本としている
  • 企業理念を柱として、将来のメガトレンドを視野に、創立100周年(2044年)にかけて想定される社会環境の中で、ビジネス機会や展開にも注視しながら長期ビジョンを策定し、持続可能な社会づくりに向けて私たちが果たす役割〈3つの貢献〉やビジョン実現に向けた基本姿勢を具体的に定めている

業績分析

続いて、有価証券報告書の決算情報をもとに、九電工の将来性を分析していきしょう!

売上額から見る九電工の将来性

九電工の売上高推移のグラフ

九電工は、主な事業として、設備工事業・その他を手がけています。 ここで、九電工の売上高推移についてみて見ましょう。 直近7年間の売上成長率は14.7%で、 高い成長率を誇っている会社と言えるでしょう。
また、九電工の売上高ランキングは、 同業種で40位業界を牽引している企業となっています。

純利益から見る九電工の将来性

九電工の純利益高推移のグラフ

次に、九電工の純利益推移についてみてみましょう。 直近7年間の純利益成長率は25.4%で、 高い成長率を誇っている会社と言えるでしょう。
また、九電工の売上高ランキングは、 同業種で11位業界を牽引している企業となっています。


九電工の競合企業は?

九電工と企業規模が比較的近く、かつ類似した事業内容を展開する企業は以下の企業です。 これらの企業の情報もチェックをしてみて下さいね。

企業名 平均年収 事業内容
株式会社中電工 742万円 建設業
株式会社東京エネシス 643万円 建設業
株式会社四電工 713万円 建設業
株式会社トーエネック 714万円 建設業
高砂熱学工業株式会社 889万円 建設業
ダイダン株式会社 937万円 建設業
株式会社関電工 745万円 建設業
住友電設株式会社 784万円 建設業
株式会社ユアテック 695万円 建設業
東光電気工事株式会社 803万円 建設業

建設業業界の企業年収ランキングは?

九電工が属する建設業業界において、どの企業の年収が多いか気になる方も多いかと思います。 そこで、建設業業界における平均年収のランキングをまとめてみました。 同一業界の年収ランキングについても是非チェックしてみてください!

順位 企業名 平均年収 従業員数
1位 ショーボンドホールディングス株式会社 1563万円 10人
2位 鹿島建設株式会社 1127万円 8080人
3位 株式会社大気社 1033万円 1555人
4位 株式会社大林組 1024万円 9026人
5位 株式会社竹中工務店 1007万円 7741人
6位 明豊ファシリティワークス株式会社 1000万円 179人
7位 清水建設株式会社 977万円 10688人
8位 大成建設株式会社 963万円 8579人
9位 OSJBホールディングス株式会社 950万円 27人
10位 ダイダン株式会社 937万円 1578人

建設業業界に属する会社の年収ランキングの続きは、こちらをご覧ください!


福岡県の企業年収ランキングは?

九電工が属する福岡県において、どの企業の年収が多いか気になる方も多いかと思います。 そこで、福岡県における平均年収のランキングをまとめてみました。 同一エリア内の年収ランキングについても是非チェックしてみてください!

順位 企業名 平均年収 従業員数
1位 株式会社RKB毎日ホールディングス 1240万円 22人
2位 九州朝日放送株式会社 1234万円 231人
3位 株式会社 テレビ西日本 1203万円 168人
4位 株式会社西日本フィナンシャルホールディングス 1054万円 10人
5位 三井松島ホールディングス株式会社 914万円 37人
6位 若築建設株式会社 868万円 751人
7位 株式会社西日本新聞社 859万円 561人
8位 株式会社ふくおかフィナンシャルグループ 799万円 299人
9位 株式会社シノケングループ 789万円 14人
10位 株式会社安川電機 787万円 3313人

福岡県に本社を構える会社の年収ランキング続きは、こちらをご覧ください!


企業データ

最後に、九電工の企業データについて調査した結果を記載します。

項目 詳細
会社名 株式会社九電工
設立年月日 1944年
所在地 福岡県福岡市南区那の川1丁目23番35号
代表取締役社長 代表取締役社長  佐 藤 尚 文
業種 建設業

九電工の歴史

歴史を知っておくことは、その会社の安定性を理解するだけでなく、面接対策の観点からもとても重要です。 九電工の創設年は1944年で79年の社歴を持っており、 建設業の中では 比較的長い社歴を持っています。

歴史をもっと見る

年月

摘要

1944年12月

電気工事業整備要綱にもとづいて、株式会社営電社ほか九州の主要電気工事業者13社が統合し、
資本金250万円をもって九州電気工事株式会社を設立、本社を福岡市に置き、九州各県に支店・
営業所を設置、営業開始

1945年2月

株式会社九州電業社他3社を第2次統合

1945年3月

原田電気商会他3社を第3次統合

1945年10月

東京支社(現、東京本社)設置

1947年6月

九州配電株式会社(現、九州電力株式会社)と配電工事委託契約を締結

1953年7月

建設工事部門(発電・変電・送電)を分離し、九州電気建設工事株式会社(現、株式会社九建・持分法適用関連会社)を設立

1954年6月

株式会社昭電社を設立(現、株式会社Q-mast・連結子会社)

1962年6月

社員研修所(現、九電工アカデミー)設置

1963年7月

株式会社大分電設を設立(現、連結子会社)

1964年7月

空気調和・冷暖房・管工事の営業開始

1965年2月

大阪支社(現、関西支店)設置

1965年5月

株式会社小倉電設を設立(現、株式会社きたせつ・連結子会社)

1967年10月

株式会社長営電設を設立(現、株式会社チョーエイ・連結子会社)

1968年11月

大阪証券取引所市場第二部及び福岡証券取引所市場に上場(資本金5億円)

1968年11月

株式会社南九州電設を設立(現、連結子会社)

1970年4月

株式会社有明電設を設立(現、連結子会社)

1971年4月

株式会社熊栄電設を設立(現、連結子会社)

1971年7月

水処理工事の営業開始

1971年11月

東京証券取引所市場第二部に上場(資本金8億2千5百万円)

1971年12月

株式会社明光社の株式取得(現、連結子会社)

1972年2月

九州電工ホーム株式会社を設立(現、株式会社九電工ホーム・連結子会社)

1972年9月

東京証券取引所及び大阪証券取引所市場第一部へ指定替え上場(資本金11億円)

1973年6月

建設業法改正により、建設大臣許可(特―48)第1659号を受けた(現、5年ごとに更新)

1976年4月

本社を福岡市南区那の川一丁目23番35号(現在地)に新築移転

1981年8月

公共下水道工事の営業開始

1981年9月

株式会社福岡電設を設立(現、連結子会社)

1984年10月

九興総合設備株式会社を設立(現、連結子会社)

1985年5月

合弁会社九連環境開發股份有限公司を設立(現、連結子会社)

1987年3月

第一回無担保転換社債100億円の発行

1988年7月

株式会社キューコーリースを設立(持分変動に伴い連結除外後 現、持分法適用関連会社)

1989年12月

株式会社九電工に商号変更

1997年12月

本社、福岡支店、福岡支社においてISO9001の認証取得(電気、情報通信部門)

1998年12月

全技術部門においてISO9001の認証取得(配電工事部門は、ISO9002の認証取得)

1999年3月

技術研究所(現、技術開発部技術開発課)設置

1999年12月

本社においてISO14001の認証取得

2001年7月

全支店においてISO9001の認証取得

2004年6月

大阪証券取引所市場第一部の上場廃止

2008年7月

東京本社設置

2012年1月

株式会社キューコーリースが連結範囲に含まれないこととなったためリース事業を廃止

2013年5月

シンガポールに所在するASIA PROJECTS ENGINEERING PTE. LTD.の株式の一部を取得(現、連結子会社)

2015年3月

第2回無担保転換社債型新株予約権付社債100億円の発行

2018年3月

神奈川県に所在するエルゴテック株式会社の株式の一部を取得(現、連結子会社)

2021年6月

セントラル総合開発株式会社(現、持分法適用関連会社)と資本業務提携契約を締結

2021年9月

東京都に所在する中央理化工業株式会社の株式取得(現、連結子会社)

 


まとめ

今回の記事では、九電工の年収を中心に、業績の推移や競合企業との比較など、就職活動のためになる情報を徹底調査をしてきました。
会社選びをするうえで、インターネットの評判や社員の方による口コミも参考になりますが、企業のデータを知ることもとても重要です。

関連する業界については、下記で詳しく紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

また、他の同業種の企業についても企業研究をしたい方は、こちらの記事もぜひ参考にしてみて下さい!

【関連企業の年収を徹底調査】

このサイトについて

各企業の平均年収や平均勤続年数・平均年齢・従業員数などの基本情報は、有価証券報告書をデータソースとして使用しています。また、年齢別年収・役職別年収・生涯年収は、政府が公表している各種調査情報を元に、統計的な手法によって独自に算出をしています。詳しい算出方法はこちらのページをご覧ください。

出典

監修 年収チェッカー編集部


本サイトの記事は、人材業界と統計学の双方に専門的な知識を持つ、年収チェッカー編集部によって作成されています。