IHIの年収は736万円|年齢帯別・役職別年収やボーナスなどを徹底調査【最新版】

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IHIの平均年収ランキングのまとめ

株式会社IHIは、東京都に本社を構える、機械で事業を手掛ける企業です。 IHIの平均年収は736万円で、業界ランキング32位の平均年収となっています。 今回は、そんなIHIに就職すると年収がいくらになるのかについて、年代別・役職別などの軸で徹底分析をしていきます。 ぜひ就職後のイメージと照らし合わせながら読んでみてください!また、面接対策に役立つIHIの事業内容や沿革も紹介していきます。 是非最後まで読んで、就職活動の参考にしてくださいね!

また、下記の記事では、IHIについて、より就活生にたった視点で平均年収を分析しているので、就活生の方はぜひこちらもチェックしてみてください!


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IHIの平均年収はいくら?

平均年収のサマリー

2022年度のIHIの平均年収は、736万円でした(有価証券報告書調べ)。全国平均の年収が620万円であることを考えると、 全国平均よりも高い水準となっています。

ここで、平均年収の推移をみてみましょう。

平均年収の推移

IHIの平均年収の推移

IHIの平均年収は直近6年間で、 -1.7%減少と減少トレンドとなり、平均年収が減少していることが分かります。

年代別の平均年収

IHIの年代別平均年収

次に、年代別の平均年収をみてみましょう。25~29歳の平均年収は525万円で、 30~34歳になると605万円と平均年収が80万円プラスとなります。 さらに、35~39歳になると689万円で、40~45歳になると736万円40~45歳になると787万円となります。 そして、50~54歳になると850万円55~59歳になると850万円となります。

※こちらの試算は、株式会社IHIが発表をしている有価証券報告書と、厚生労働省が発表をしている 賃金構造基本統計調査を元に試算をしています。 詳しい計算方法については、こちらのページを参考にしてください。

ここまで、IHIの平均年収のサマリーについてみてきました。 しかし、就職活動をする上で他社との比較は欠かせません。 IHIの平均年収は業界やエリア別で分析した際に、 上位何位なのでしょうか?

それでは、ランキングについて確認をしていきましょう!


ランキング

業界内ランキング

IHIの業界内年収ランキング

IHIが属する業界である、「機械」の上場企業平均年収は623万円でした。 そのため、IHIの平均年収は業界平均と比較をして 113万円高く、 業界内ランキングでは、246社中32位と比較的高い平均年収となっています。

次に、エリア内のランキングについて確認していきましょう!

エリア内ランキング

IHIのエリア内年収ランキング

IHIの本社がある東京都における上場企業の平均年収は659万円となります。
そのため、IHIの平均年収はエリア平均と比較をして 77万円高く、 エリア内ランキングでは、2268社中620位比較的高い平均年収となっています。

以上、IHIの年収ランキングについて見てきました。 ここまで読んでボーナスの額や、出世するといくら貰えるか気になる方も多いかと思います。

それでは、ボーナスの額や役職別の平均年収について確認をしてみましょう!

IHIでキャリアを重ねると

ボーナスはどれくらい貰える?

IHIのボーナス額の平均値は、118万円でした。 同業種の業界平均が100万円であることから、 18万円程高い金額になっています。

出世するといくら貰える?

IHIの役職別平均年収の比較

次に、IHIの役職別平均年収をみてみましょう。

係長の平均年収は913万円、 課長の平均年収は1193万円、 部長の平均年収は1439万円と、 同業界の平均と比較をして 比較的高い水準にあることが分かります。


IHIの生涯年収はいくら?

IHIの生涯年収ランキング

調査の結果、IHIの平均生涯年収は2.5億円でした。

全国の平均生涯年収が2.4億円であることを考えると、 IHIの生涯年収は 比較的高い水準となっています。

※ 生涯年収は、新卒または第二新卒から60歳まで株式会社IHIで働いたと仮定して算出しています。


IHIの従業員調査

ここまでIHIの年収を様々な角度から分析してきました。 しかし、就職先を検討する際には、給与・収入面だけでなく、その企業にどういった人が働いているかを知っておくことが重要です。 従業員のデータを予め分析して入社後のミスマッチを減らしておきましょう。

IHIの従業員数

IHIの従業員数比較

有価証券報告書によると、IHIの従業員数は、7779人でした。 機械の従業情報員の平均従業員数が、1094人であることから、 業界より比較的多い人数であることが分かります。
また、同業種内での従業員数ランキングが6位(246社中)であることからも、 かなり規模の大きい企業であることが分かります。

IHIの従業員の平均勤続年数

IHIの平均勤続年数比較

有価証券報告書によると、IHIの平均勤続年数は、16.1年でした。 機械の従業員の平均属年数が、15.5年であることから、 一度IHIに就職した人が比較的長い期間働いている、定着率の高い職場と言えそうです。

IHIの従業員平均年齢

IHIの従業員の平均年齢比較

有価証券報告書によると、IHIの従業員の平均年齢は、40.8歳でした。 機械の従業員の平均年齢が、42.1歳であることから、 比較的若い人の多い職場であると言えます。


IHIの勤務環境はブラック?それともホワイト?

ここまで、IHIの平均年収と従業員について分析してきました。 ところで、IHIの勤務環境はブラックなのでしょうか?それともホワイトなのでしょうか? 見極める一つの判断材料として残業時間や有給休暇日数について確認してみましょう!

IHIにおける従業員の平均残業時間と有給休暇の取得日数

IHIの平均残業時間

IHIの従業員の平均残業時間は、一月あたり13.0時間でした。 はん用機械器具・生産用機械器具・業務用機械器具製造業の従業員の平均残業時間が、15.5時間であることから、 比較的残業時間が短いことが分かります。

IHIの従業員の有給休暇の平均取得日数は、一年で17.0日でした。 はん用機械器具・生産用機械器具・業務用機械器具製造業の従業員の平均日数が、12.7日であることから、 比較的有給休暇をとりやすいことが分かります。

IHIの長時間労働是正のための取組内容

IHIは次のような取り組みによって、長時間労働是正に励んでいるようです。

IHIグループは,毎年労働時間管理に関する方針を定め,
労働時間の適正化を通したワークライフバランスの実現を目指しています。
具体的には,部門ごとの行動計画策定に加え,
仕事のやり方そのものの見直し,ICTの積極的活用,あらゆる勤務制度の活用など,
従来のやり方にとらわれない柔軟な働き方の推進に取り組んでいます。
また,年次休暇の取得推進,男性従業員の育休取得推進,
勤務間インターバルの確保などにも取り組んでいます。

出典:厚生労働省発表 – 女性の活躍推進企業データベースオープンデータ(2021年10月25日時点)


IHIは女性にとって働きやすい?

IHIの女性活躍を推進する取り組み

IHIは次のような取り組みによって、女性の活躍を推進しているようです。

企業トップが「「輝く女性の活躍を加速する男性リーダーの会」行動宣言」に賛同している

【女性登用に関する目標】
①女性役員:2022年度までに1名以上
②女性管理職:2022年度までに比率4.0%
③女性大卒定期採用比率:15%以上(技術系10%以上,事務系35%以上を目安とする)

出典:厚生労働省発表 – 女性の活躍推進企業データベースオープンデータ(2021年10月25日時点)


IHIの事業展望

「せっかくIHIに採用してもらったのに、仕事内容や社風が合わない、、、」なんてことは避けたいですよね。 そのためにも、IHIが今後どのような成長戦略を考えているのかを知っておくことはとても重要です。 また、それだけでなくIHIがどのような人を採用したいと考えているのか見えてくるかもしれません。 それでは一緒に事業展望を見ていきましょう!

IHIは、事業戦略として、「社会とともに発展するよき企業市民であることを第一義とし「技術をもって社会の発展に貢献する」,「人材こそが最大かつ唯一の財産である」との経営理念のもと,21世紀の環境,エネルギー,産業・社会基盤における諸問題を,「ものづくり技術」を中核とするエンジニアリング力によって解決し,地球と人類に豊かさと安全・安心を提供するグローバルな企業グループを目指している」ようです。
また、有価証券報告書によると、今後の事業成長のために以下の取り組みを掲げています。

  • 橋梁を中心とした高度保全の知見を強みとして,センシング技術・モニタリング技術を活用し,予防診断技術の高度化を進め,適時適切なインフラの保全事業を拡大展開し,非常時には強く,平時には快適な,デュアルユースとなるインフラを備えたコミュニティの実現に取り組んでいく
  • 経営環境は,新型コロナウイルス感染拡大による社会・経済の変貌や価値観の変容,デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進によるビジネスモデルや働き方の変化,地球規模の気候変動問題に対する国際的な関心の高まり,企業のサステナビリティを重視するESG投資の拡大など急激に変化している
  • 新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けた民間向け航空エンジンにおける航空旅客需要の回復には今後数年を要することが予想され,同事業に並ぶ新たな事業の柱を早期に創出することが喫緊の課題であると認識している

業績分析

続いて、有価証券報告書の決算情報をもとに、IHIの将来性を分析していきしょう!

売上額から見るIHIの将来性

IHIの売上高推移のグラフ

IHIは、主な事業として、資源・エネルギー・環境・社会基盤・海洋・産業システム・汎用機械・航空・宇宙・防衛を手がけています。 ここで、IHIの売上高推移についてみて見ましょう。 直近7年間の売上成長率は-42.3%で、 成長がやや鈍化していると言えるでしょう。
また、IHIの売上高ランキングは、 同業種で18位業界を牽引している企業となっています。

純利益から見るIHIの将来性

IHIの純利益高推移のグラフ

次に、IHIの純利益推移についてみてみましょう。 直近7年間の純利益成長率は45.4%で、 高い成長率を誇っている会社と言えるでしょう。
また、IHIの売上高ランキングは、 同業種で8位業界を牽引している企業となっています。


IHIの競合企業は?

IHIと企業規模が比較的近く、かつ類似した事業内容を展開する企業は以下の企業です。 これらの企業の情報もチェックをしてみて下さいね。

企業名 平均年収 事業内容
ナブテスコ株式会社 734万円 機械
株式会社椿本チエイン 630万円 機械
株式会社荏原製作所 844万円 機械
株式会社酉島製作所 576万円 機械
オーエスジー株式会社 695万円 機械
日立工機株式会社 662万円 機械
株式会社ソディック 603万円 機械
ダイキン工業株式会社 729万円 機械
JUKI株式会社 582万円 機械
株式会社日本製鋼所 659万円 機械

機械業界の企業年収ランキングは?

IHIが属する機械業界において、どの企業の年収が多いか気になる方も多いかと思います。 そこで、機械業界における平均年収のランキングをまとめてみました。 同一業界の年収ランキングについても是非チェックしてみてください!

順位 企業名 平均年収 従業員数
1位 株式会社ディスコ 1140万円 2954人
2位 ローツェ株式会社 1024万円 229人
3位 株式会社オプトラン 944万円 87人
4位 スター精密株式会社 939万円 452人
5位 栗田工業株式会社 909万円 1673人
6位 三井海洋開発株式会社 878万円 184人
7位 三菱重工業株式会社 863万円 22755人
8位 株式会社タクマ 856万円 958人
9位 SMC株式会社 852万円 5937人
10位 株式会社荏原製作所 844万円 4287人

機械業界に属する会社の年収ランキングの続きは、こちらをご覧ください!


東京都の企業年収ランキングは?

IHIが属する東京都において、どの企業の年収が多いか気になる方も多いかと思います。 そこで、東京都における平均年収のランキングをまとめてみました。 同一エリア内の年収ランキングについても是非チェックしてみてください!

順位 企業名 平均年収 従業員数
1位 M&Aキャピタルパートナーズ株式会社 3161万円 159人
2位 モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社 2735万円 731人
3位 ヒューリック株式会社 1904万円 202人
4位 株式会社ドリームインキュベータ 1776万円 120人
5位 株式会社光通信 1682万円 7人
6位 三菱商事株式会社 1631万円 4629人
7位 ショーボンドホールディングス株式会社 1605万円 9人
8位 株式会社リゾート&メディカル 1560万円 2人
9位 株式会社テレビ東京ホールディングス 1522万円 102人
10位 株式会社商船三井 1517万円 1168人

東京都に本社を構える会社の年収ランキング続きは、こちらをご覧ください!


企業データ

最後に、IHIの企業データについて調査した結果を記載します。

項目 詳細
会社名 株式会社IHI
設立年月日 1889年
会社ホームページ http://www.ihi.co.jp/
所在地 東京都江東区豊洲3丁目1番1号
代表取締役社長 代表取締役社長  井 手  博
業種 機械
事業内容 航空エンジン,宇宙開発機器,各種プラント,環境装置,製鉄機械,物流システム,橋梁,運搬機械などの製造

IHIの歴史

歴史を知っておくことは、その会社の安定性を理解するだけでなく、面接対策の観点からもとても重要です。 IHIの創設年は1889年で134年の社歴を持っており、 機械の中では 比較的長い社歴を持っています。

歴史をもっと見る

年 月

沿 革

1889年1月

当社は,1853年ペルリ渡来を動機として隅田河口の石川島に幕命により創設せられ,1876年,平野富二の個人経営となり石川島平野造船所と称し民営の第一歩を踏みだしていたが1889年会社組織に改め,有限責任石川島造船所を設立した。

1893年9月

商法実施に伴い,株式会社東京石川島造船所と改称した。

1939年2月

造船部門を拡張するため,東京第一工場(現 江東区豊洲)を新設し,造船関係及び製缶関係の

操業を開始した。

1943年9月

舶用諸機械及び陸上諸機械の需要増大に対処するため,東京第二工場を新設し,舶用諸機械及び鋳造品の操業を開始した。

1945年6月

商号を石川島重工業株式会社と改称した。

1949年5月

東京及び名古屋証券取引所に上場した。以後1958年3月までに,大阪(2013年7月東京証券取引所と現物市場を統合),京都(2001年3月大阪証券取引所に吸収合併),福岡,新潟(2000年3月東京証券取引所に吸収合併),札幌及び広島証券取引所(2000年3月東京証券取引所に吸収合併)に上場した。

1957年3月

航空機用ジェットエンジンを製作するため田無工場を新設した。

1959年1月

当社とブラジル政府は,リオ・デ・ジャネイロ市に石川島ブラジル造船所を設立した。

1960年12月

株式会社播磨造船所を合併し,商号を石川島播磨重工業株式会社と改称した。

1962年11月

石川島芝浦精機株式会社及び芝浦ミシン株式会社を合併した。

1963年4月

当社とシンガポール経済開発局は,船舶の建造・修理を目的とするジュロン造船所を設立した。

1964年2月

重機械工場として横浜第二工場を新設した。

1964年5月

名古屋造船株式会社及び名古屋重工業株式会社を合併した。

1964年7月

船舶の大型化に対処するため,造船工場として横浜修理工場を新設した。

1967年10月

芝浦共同工業株式会社を合併した。

1968年3月

株式会社呉造船所を合併した。

1969年4月

重器工場として横浜第一工場を新設した。

1970年10月

航空機用ジェットエンジン工場として瑞穂工場を新設した。

1973年5月

大型造船工場として愛知工場を新設した。

1998年11月

航空機用ジェットエンジン工場として相馬工場を新設した。

2000年7月

日産自動車株式会社より宇宙航空事業を譲り受け,株式会社アイ・エイチ・アイ・エアロスペース(現 株式会社IHIエアロスペース)として営業を開始した。

2002年10月

船舶・海洋事業を分社化し,株式会社アイ・エイチ・アイ マリンユナイテッド(現 ジャパン マリンユナイテッド株式会社)として営業を開始した。

2003年2月

株式会社新潟鐵工所から原動機事業と車両事業を承継し,新潟原動機株式会社(現 株式会社IHI原動機)(原動機事業)及び新潟トランシス株式会社(車両事業)として営業を開始した。

2003年6月

取締役会改革と執行役員制度導入を骨子とする経営機構改革を実施した。

2006年2月

江東区豊洲三丁目に新本社ビルとなる豊洲IHIビルが竣工し,本店移転の登記を行なった。

2006年10月

 

2007年7月

石川島汎用機サービス株式会社(現 株式会社IHI回転機械エンジニアリング)を株式交換により完全子会社とした。

商号を石川島播磨重工業株式会社から株式会社IHIに変更した。

2008年3月

 

2009年8月

2009年10月

2009年11月

 

 

工業炉事業の拡大・発展のため,オランダのHauzer Techno Coating B.V.(現 IHI Hauzer Techno Coating B.V.)の株式を取得し子会社とした。

栗本橋梁エンジニアリング株式会社の株式を取得し完全子会社とした。

松尾橋梁株式会社(現 株式会社IHIインフラシステム)の株式を取得し完全子会社とした。

当社の橋梁・水門その他鋼構造物事業を松尾橋梁株式会社に承継させ,かつ栗本橋梁エンジニアリング株式会社を同社に吸収合併させた。

同時に,松尾橋梁株式会社の商号を株式会社IHIインフラシステムに変更した。

2010年1月

株式会社IHIインフラシステムが株式会社栗本鐵工所より水門等事業を譲り受けた。

2010年1月

シールド掘進機その他のトンネル建設機械事業について,ジャパントンネルシステムズ株式会社(2009年11月にJFEエンジニアリング株式会社と共同して子会社として設立)に吸収分割により承継させた。


まとめ

今回の記事では、IHIの年収を中心に、業績の推移や競合企業との比較など、就職活動のためになる情報を徹底調査をしてきました。
会社選びをするうえで、インターネットの評判や社員の方による口コミも参考になりますが、企業のデータを知ることもとても重要です。

関連する業界については、下記で詳しく紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

また、他の同業種の企業についても企業研究をしたい方は、こちらの記事もぜひ参考にしてみて下さい!

【関連企業の年収を徹底調査】

このサイトについて

各企業の平均年収や平均勤続年数・平均年齢・従業員数などの基本情報は、有価証券報告書をデータソースとして使用しています。また、年齢別年収・役職別年収・生涯年収は、政府が公表している各種調査情報を元に、統計的な手法によって独自に算出をしています。詳しい算出方法はこちらのページをご覧ください。

出典

監修 年収チェッカー編集部


本サイトの記事は、人材業界と統計学の双方に専門的な知識を持つ、年収チェッカー編集部によって作成されています。