シャープの年収は736万円|年齢帯別・役職別年収やボーナスなどを徹底調査【最新版】

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シャープの平均年収ランキングのまとめ

シャープ株式会社は、大阪府に本社を構える、電気機器で事業を手掛ける企業です。 シャープの平均年収は736万円で、業界ランキング69位の平均年収となっています。 今回は、そんなシャープに就職すると年収がいくらになるのかについて、年代別・役職別などの軸で徹底分析をしていきます。 ぜひ就職後のイメージと照らし合わせながら読んでみてください!また、面接対策に役立つシャープの事業内容や沿革も紹介していきます。 是非最後まで読んで、就職活動の参考にしてくださいね!

また、下記の記事では、シャープについて、より就活生にたった視点で平均年収を分析しているので、就活生の方はぜひこちらもチェックしてみてください!


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シャープの平均年収はいくら?

平均年収のサマリー

2022年度のシャープの平均年収は、736万円でした(有価証券報告書調べ)。全国平均の年収が614万円であることを考えると、 全国平均よりも高い水準となっています。

ここで、平均年収の推移をみてみましょう。

平均年収の推移

シャープの平均年収の推移

シャープの平均年収は直近7年間で、 +16.3%増加と上昇トレンドとなり、平均年収が増加していることが分かります。

年代別の平均年収

シャープの年代別平均年収

次に、年代別の平均年収をみてみましょう。25~29歳の平均年収は491万円で、 30~34歳になると565万円と平均年収が74万円プラスとなります。 さらに、35~39歳になると644万円で、40~45歳になると688万円40~45歳になると736万円となります。 そして、50~54歳になると795万円55~59歳になると795万円となります。

※こちらの試算は、シャープ株式会社が発表をしている有価証券報告書と、厚生労働省が発表をしている 賃金構造基本統計調査を元に試算をしています。 詳しい計算方法については、こちらのページを参考にしてください。

ここまで、シャープの平均年収のサマリーについてみてきました。 しかし、就職活動をする上で他社との比較は欠かせません。 シャープの平均年収は業界やエリア別で分析した際に、 上位何位なのでしょうか?

それでは、ランキングについて確認をしていきましょう!


ランキング

業界内ランキング

シャープの業界内年収ランキング

シャープが属する業界である、「電気機器」の上場企業平均年収は667万円でした。 そのため、シャープの平均年収は業界平均と比較をして 69万円高く、 業界内ランキングでは、271社中69位と比較的高い平均年収となっています。

次に、エリア内のランキングについて確認していきましょう!

エリア内ランキング

シャープのエリア内年収ランキング

シャープの本社がある大阪府における上場企業の平均年収は633万円となります。
そのため、シャープの平均年収はエリア平均と比較をして 103万円高く、 エリア内ランキングでは、485社中108位比較的高い平均年収となっています。

以上、シャープの年収ランキングについて見てきました。 ここまで読んでボーナスの額や、出世するといくら貰えるか気になる方も多いかと思います。

それでは、ボーナスの額や役職別の平均年収について確認をしてみましょう!

シャープでキャリアを重ねると

ボーナスはどれくらい貰える?

シャープのボーナス額の平均値は、118万円でした。 同業種の業界平均が107万円であることから、 11万円程高い金額になっています。

出世するといくら貰える?

シャープの役職別平均年収の比較

次に、シャープの役職別平均年収をみてみましょう。

係長の平均年収は913万円、 課長の平均年収は1193万円、 部長の平均年収は1439万円と、 同業界の平均と比較をして 比較的高い水準にあることが分かります。


シャープの生涯年収はいくら?

シャープの生涯年収ランキング

調査の結果、シャープの平均生涯年収は2.4億円でした。

全国の平均生涯年収が2.4億円であることを考えると、 シャープの生涯年収は 比較的高い水準となっています。

※ 生涯年収は、新卒または第二新卒から60歳までシャープ株式会社で働いたと仮定して算出しています。


シャープの従業員調査

ここまでシャープの年収を様々な角度から分析してきました。 しかし、就職先を検討する際には、給与・収入面だけでなく、その企業にどういった人が働いているかを知っておくことが重要です。 従業員のデータを予め分析して入社後のミスマッチを減らしておきましょう。

シャープの従業員数

シャープの従業員数比較

有価証券報告書によると、シャープの従業員数は、5674人でした。 電気機器の従業情報員の平均従業員数が、1958人であることから、 業界より比較的多い人数であることが分かります。
また、同業種内での従業員数ランキングが16位(271社中)であることからも、 かなり規模の大きい企業であることが分かります。

シャープの従業員の平均勤続年数

シャープの平均勤続年数比較

有価証券報告書によると、シャープの平均勤続年数は、22.7年でした。 電気機器の従業員の平均属年数が、15.7年であることから、 一度シャープに就職した人が比較的長い期間働いている、定着率の高い職場と言えそうです。

シャープの従業員平均年齢

シャープの従業員の平均年齢比較

有価証券報告書によると、シャープの従業員の平均年齢は、45.5歳でした。 電気機器の従業員の平均年齢が、43.5歳であることから、 比較的年齢の高い職場であると言えます。


シャープの勤務環境はブラック?それともホワイト?

ここまで、シャープの平均年収と従業員について分析してきました。 ところで、シャープの勤務環境はブラックなのでしょうか?それともホワイトなのでしょうか? 見極める一つの判断材料として残業時間や有給休暇日数について確認してみましょう!

シャープにおける従業員の平均残業時間と有給休暇の取得日数

シャープの平均残業時間

シャープの従業員の平均残業時間は、一月あたり12.4時間でした。 電子部品・デバイス・電子回路・電気機械器具・情報通信機械器具製造業の従業員の平均残業時間が、15.5時間であることから、 比較的残業時間が短いことが分かります。

シャープの従業員の有給休暇の平均取得日数は、一年で15.5日でした。 電子部品・デバイス・電子回路・電気機械器具・情報通信機械器具製造業の従業員の平均日数が、12.8日であることから、 比較的有給休暇をとりやすいことが分かります。

シャープの長時間労働是正のための取組内容

シャープは次のような取り組みによって、長時間労働是正に励んでいるようです。

残業の事前申告制、ノー残業デーの設定

出典:厚生労働省発表 – 女性の活躍推進企業データベースオープンデータ(2021年10月25日時点)


シャープは女性にとって働きやすい?

シャープが女性にとって働きやすい環境か気になる方も多いと思います。 それでは、育休取得率と女性従業員の割合をみてみましょう!

シャープにおける女性の育休取得率と女性従業員の割合

シャープの女性の育休取得率

シャープの女性従業員の育休取得率は、100.0%でした。 電子部品・デバイス・電子回路・電気機械器具・情報通信機械器具製造業の女性従業員の育休取得率が平均96.6%であることから、 比較的育休がとりやすいことが分かります。

シャープの女性従業員の割合

シャープの従業員に占める女性従業員の割合は、10.3%でした。 電子部品・デバイス・電子回路・電気機械器具・情報通信機械器具製造業の女性従業員の割合が平均20.2%であることから、 比較的女性従業員が少ないことが分かります。


シャープの事業展望

「せっかくシャープに採用してもらったのに、仕事内容や社風が合わない、、、」なんてことは避けたいですよね。 そのためにも、シャープが今後どのような成長戦略を考えているのかを知っておくことはとても重要です。 また、それだけでなくシャープがどのような人を採用したいと考えているのか見えてくるかもしれません。 それでは一緒に事業展望を見ていきましょう!

シャープは、事業戦略として、「取り組みを通じて、with/afterコロナ時代のニューノーマルの確立、多様なライフスタイルの実現、医療や介護問題の解決、労働力不足の解消、脱炭素社会の実現等、現代社会が直面する様々な社会課題の解決に貢献することで、人や社会に寄り添い、常に新たな価値を提供し続ける「強いブランド企業“SHARP”」の確立を目指している」ようです。
また、有価証券報告書によると、今後の事業成長のために以下の取り組みを掲げています。

  • 現在、「8K+5GとAIoTで世界を変える」を事業ビジョンに掲げ、8Kや5G、AI、IoT等の先端技術を核に、様々な企業とも連携し、「SmartHome」「SmartOffice」「Healthcare」「Entertainment」「Education」「Industry」「Security」「Mobility」の8つの重点事業分野を中心に、革新的なサービスやソリューションの創出を進めている
  • 状況は今後も当面継続することが想定され、加えて、ウクライナ問題の長期化や急激な為替変動、インフレの加速等、取り巻く事業環境は益々不透明になっている
  • 言葉には、次の時代のニーズをいち早くかたちにした“モノづくり”により、社会に貢献し、信頼される企業を目指すという経営の考え方が凝縮されている

業績分析

続いて、有価証券報告書の決算情報をもとに、シャープの将来性を分析していきしょう!

売上額から見るシャープの将来性

シャープの売上高推移のグラフ

シャープは、主な事業として、スマートライフ・8Kエコシステム・ICT・ディスプレイデバイス・エレクトロニックデバイスを手がけています。 ここで、シャープの売上高推移についてみて見ましょう。 直近7年間の売上成長率は-70.8%で、 成長がやや鈍化していると言えるでしょう。
また、シャープの売上高ランキングは、 同業種で29位業界を牽引している企業となっています。

純利益から見るシャープの将来性

シャープの純利益高推移のグラフ

次に、シャープの純利益推移についてみてみましょう。 直近7年間の純利益成長率は-130.9%で、 高い成長率を誇っている会社と言えるでしょう。
また、シャープの売上高ランキングは、 同業種で17位業界を牽引している企業となっています。


シャープの競合企業は?

シャープと企業規模が比較的近く、かつ類似した事業内容を展開する企業は以下の企業です。 これらの企業の情報もチェックをしてみて下さいね。

企業名 平均年収 事業内容
株式会社JVCケンウッド 697万円 電気機器
パイオニア株式会社 750万円 電気機器
コニカミノルタ株式会社 747万円 電気機器
TDK株式会社 782万円 電気機器
クラリオン株式会社 684万円 電気機器
カシオ計算機株式会社 819万円 電気機器
マクセルホールディングス株式会社 710万円 電気機器
ミネベアミツミ株式会社 713万円 電気機器
アズビル株式会社 773万円 電気機器
株式会社日本マイクロニクス 585万円 電気機器

電気機器業界の企業年収ランキングは?

シャープが属する電気機器業界において、どの企業の年収が多いか気になる方も多いかと思います。 そこで、電気機器業界における平均年収のランキングをまとめてみました。 同一業界の年収ランキングについても是非チェックしてみてください!

順位 企業名 平均年収 従業員数
1位 株式会社キーエンス 2182万円 2599人
2位 株式会社リゾート&メディカル 1560万円 2人
3位 レーザーテック株式会社 1379万円 328人
4位 東京エレクトロン株式会社 1285万円 1771人
5位 ファナック株式会社 1248万円 4257人
6位 株式会社ワコム 1122万円 410人
7位 ソニーグループ株式会社 1084万円 2839人
8位 株式会社アクセル 1057万円 92人
9位 JALCOホールディングス株式会社 1040万円 9人
10位 株式会社アドバンテスト 1019万円 1986人

電気機器業界に属する会社の年収ランキングの続きは、こちらをご覧ください!


大阪府の企業年収ランキングは?

シャープが属する大阪府において、どの企業の年収が多いか気になる方も多いかと思います。 そこで、大阪府における平均年収のランキングをまとめてみました。 同一エリア内の年収ランキングについても是非チェックしてみてください!

順位 企業名 平均年収 従業員数
1位 株式会社キーエンス 2182万円 2599人
2位 日本商業開発株式会社 1694万円 45人
3位 伊藤忠商事株式会社 1627万円 4215人
4位 株式会社MBSメディアホールディングス 1344万円 627人
5位 朝日放送グループホールディングス株式会社 1253万円 72人
6位 サントリーホールディングス株式会社 1140万円 482人
7位 株式会社朝日新聞社 1113万円 3619人
8位 武田薬品工業株式会社 1105万円 5149人
9位 アンジェス株式会社 1078万円 42人
10位 長瀬産業株式会社 1029万円 892人

大阪府に本社を構える会社の年収ランキング続きは、こちらをご覧ください!


企業データ

最後に、シャープの企業データについて調査した結果を記載します。

項目 詳細
会社名 シャープ株式会社
設立年月日 1935年
会社ホームページ https://jp.sharp/
所在地 大阪府堺市堺区匠町1番地
代表取締役社長 代表取締役 戴 正 呉
業種 電気機器
事業内容 電気通信機器・電気機器及び電子応用機器全般並びに電子部品の製造・販売

シャープの歴史

歴史を知っておくことは、その会社の安定性を理解するだけでなく、面接対策の観点からもとても重要です。 シャープの創設年は1935年で88年の社歴を持っており、 電気機器の中では 比較的長い社歴を持っています。

歴史をもっと見る

年 月

沿     革

1912年9月

東京本所松井町において、創業者早川徳次の個人企業として創業。

1915年8月

金属繰出鉛筆を発明発売。後に「エバーレディーシャープペンシル」と命名。

1924年9月

1923年関東大震災により西下、現 大阪市阿倍野区に早川金属工業研究所を設立、ラジオ受信機及び同部品の製作を開始。

1934年6月

大阪府加美村(現 大阪市平野区)に平野工場を建設。

1935年5月

資本金30万円をもって株式会社組織に改め、㈱早川金属工業研究所を設立。

1936年6月

早川金属工業㈱に改称。

1942年5月

早川電機工業㈱に改称。

1949年5月

大阪証券取引所に株式を上場。

1954年7月

大阪市阿倍野区に田辺工場を建設。

1956年3月

東京証券取引所に株式を上場。

1959年7月

大阪府八尾市に八尾工場を建設。

1960年1月

奈良県大和郡山市に奈良工場を建設。

1962年5月

アメリカ(現 ニュージャージー)にSharp Electronics Corporationを設立。
(以後海外各地に製造・販売会社等を設置)

1967年5月

広島県八本松町(現 東広島市)に広島工場を建設。

1967年10月

シャープ電機㈱を吸収合併。

1968年4月

栃木県矢板市に栃木第1~第3工場を建設。

1970年1月

シャープ㈱に改称。

1970年8月

奈良県天理市にシャープ総合開発センターを建設。

1979年1月

大阪府八尾市に大型冷蔵庫工場を建設。

1981年3月

奈良県新庄町(現 葛城市)に新庄工場(現 葛城事業所)を建設。

1981年10月

栃木県矢板市に映像商品の技術開発の拠点として技術センターを建設。

1981年11月

奈良県天理市に歴史ホール・技術ホール(現 シャープミュージアム)を建設。

1983年6月

大阪府八尾市にランドリー工場を建設。

1984年10月

広島県福山市に電子部品の生産拠点として福山工場を建設。

1985年1月

大阪府八尾市に冷調システム工場を建設。

1985年6月

栃木県矢板市にテレビの生産拠点として栃木第4工場を建設。

1985年9月

奈良県天理市にIC技術センターを建設。

1989年1月

広島県福山市に電子部品の生産拠点として福山第2工場を建設。

1990年2月

奈良県大和郡山市に複写機の生産拠点として奈良第8工場を建設。

1991年2月

奈良県天理市に液晶パネルの生産拠点として天理工場を建設。

1992年1月

広島県福山市に電子部品の生産拠点として福山第3工場を建設。

1993年6月

大阪府八尾市に空調統合工場を建設。

1995年7月

三重県多気町に液晶パネルの生産拠点として三重工場を建設。

1997年6月

広島県福山市に電子部品の生産拠点として福山第4工場を建設。

2000年8月

三重県多気町に液晶パネルの生産拠点として三重第2工場を建設。

2002年6月

広島県三原市に電子部品の生産拠点として三原工場を建設。

2003年6月

三重県多気町に液晶パネルの生産拠点として三重第3工場を建設。

2004年1月

三重県亀山市に液晶パネルの生産拠点として亀山工場を建設。

2004年12月

広島県三原市に電子部品の生産拠点として三原第2工場を建設。

2006年5月

三重県亀山市に液晶パネルの生産拠点として亀山第2工場を建設。

2009年10月

大阪府堺市に液晶パネル工場(現在は堺ディスプレイプロダクト㈱が運営する)を建設。

2010年3月

大阪府堺市に太陽電池工場を建設。

2016年7月

堺市堺区に本社を移転。

2016年8月

当社普通株式が東京証券取引所市場第二部銘柄へ指定替え。

2016年8月

鴻海精密工業股份有限公司 他3社へ第三者割当増資。

2017年12月

当社普通株式が東京証券取引所市場第一部銘柄へ指定。

2018年4月

当社エネルギーソリューション事業の一部を、当社子会社のシャープエネルギーソリューション㈱が吸収し事業継承。

2018年10月

パソコン事業を行う㈱東芝の子会社 東芝クライアントソリューション㈱を子会社化(現 Dynabook㈱)。

2019年4月

電子デバイス事業の一部及びレーザー事業を分社化、それぞれシャープ福山セミコンダクター㈱(現 シャープセミコンダクターイノベーション㈱)、シャープ福山レーザー㈱として営業開始。

2019年10月

COCOROサービス事業を担う㈱SHARP COCORO LIFEと、AIoTプラットフォーム事業を担う㈱AIoTクラウドが営業開始。

2020年10月

ディスプレイデバイス事業を分社化、シャープディスプレイテクノロジー㈱として営業開始。

2020年10月

㈱ジャパンディスプレイより白山工場を取得。

2020年11月

日本電気㈱の子会社 NECディスプレイソリューションズ㈱を子会社化(現 シャープNECディスプレイソリューションズ㈱)。

2021年4月

カメラモジュール事業を分社化、シャープセンシングテクノロジー㈱として営業開始。


まとめ

今回の記事では、シャープの年収を中心に、業績の推移や競合企業との比較など、就職活動のためになる情報を徹底調査をしてきました。
会社選びをするうえで、インターネットの評判や社員の方による口コミも参考になりますが、企業のデータを知ることもとても重要です。

関連する業界については、下記で詳しく紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

また、他の同業種の企業についても企業研究をしたい方は、こちらの記事もぜひ参考にしてみて下さい!

【関連企業の年収を徹底調査】

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各企業の平均年収や平均勤続年数・平均年齢・従業員数などの基本情報は、有価証券報告書をデータソースとして使用しています。また、年齢別年収・役職別年収・生涯年収は、政府が公表している各種調査情報を元に、統計的な手法によって独自に算出をしています。詳しい算出方法はこちらのページをご覧ください。

出典

監修 年収チェッカー編集部


本サイトの記事は、人材業界と統計学の双方に専門的な知識を持つ、年収チェッカー編集部によって作成されています。