セコムの年収は594万円|年齢帯別・役職別年収やボーナスなどを徹底調査【最新版】

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セコムの平均年収ランキングのまとめ

セコム株式会社は、東京都に本社を構える、サービス業で事業を手掛ける企業です。 セコムの平均年収は594万円で、業界ランキング178位の平均年収となっています。 今回は、そんなセコムに就職すると年収がいくらになるのかについて、年代別・役職別などの軸で徹底分析をしていきます。 ぜひ就職後のイメージと照らし合わせながら読んでみてください!また、面接対策に役立つセコムの事業内容や沿革も紹介していきます。 是非最後まで読んで、就職活動の参考にしてくださいね!

また、下記の記事では、セコムについて、より就活生にたった視点で平均年収を分析しているので、就活生の方はぜひこちらもチェックしてみてください!


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セコムの平均年収はいくら?

平均年収のサマリー

2022年度のセコムの平均年収は、594万円でした(有価証券報告書調べ)。全国平均の年収が614万円であることを考えると、 全国平均よりも低い水準となっています。

ここで、平均年収の推移をみてみましょう。

平均年収の推移

セコムの平均年収の推移

セコムの平均年収は直近7年間で、 -0.3%減少と減少トレンドとなり、平均年収が減少していることが分かります。

年代別の平均年収

セコムの年代別平均年収

次に、年代別の平均年収をみてみましょう。25~29歳の平均年収は358万円で、 30~34歳になると437万円と平均年収が79万円プラスとなります。 さらに、35~39歳になると527万円で、40~45歳になると576万円40~45歳になると594万円となります。 そして、50~54歳になると657万円55~59歳になると658万円となります。

※こちらの試算は、セコム株式会社が発表をしている有価証券報告書と、厚生労働省が発表をしている 賃金構造基本統計調査を元に試算をしています。 詳しい計算方法については、こちらのページを参考にしてください。

ここまで、セコムの平均年収のサマリーについてみてきました。 しかし、就職活動をする上で他社との比較は欠かせません。 セコムの平均年収は業界やエリア別で分析した際に、 上位何位なのでしょうか?

それでは、ランキングについて確認をしていきましょう!


ランキング

業界内ランキング

セコムの業界内年収ランキング

セコムが属する業界である、「サービス業」の上場企業平均年収は531万円でした。 そのため、セコムの平均年収は業界平均と比較をして 63万円高く、 業界内ランキングでは、647社中178位と比較的高い平均年収となっています。

次に、エリア内のランキングについて確認していきましょう!

エリア内ランキング

セコムのエリア内年収ランキング

セコムの本社がある東京都における上場企業の平均年収は652万円となります。
そのため、セコムの平均年収はエリア平均と比較をして 58万円低く、 エリア内ランキングでは、2266社中1365位同程度の平均年収となっています。

以上、セコムの年収ランキングについて見てきました。 ここまで読んでボーナスの額や、出世するといくら貰えるか気になる方も多いかと思います。

それでは、ボーナスの額や役職別の平均年収について確認をしてみましょう!

セコムでキャリアを重ねると

ボーナスはどれくらい貰える?

セコムのボーナス額の平均値は、95万円でした。 同業種の業界平均が85万円であることから、 10万円程高い金額になっています。

出世するといくら貰える?

セコムの役職別平均年収の比較

次に、セコムの役職別平均年収をみてみましょう。

係長の平均年収は736万円、 課長の平均年収は963万円、 部長の平均年収は1161万円と、 同業界の平均と比較をして 比較的高い水準にあることが分かります。


セコムの生涯年収はいくら?

セコムの生涯年収ランキング

調査の結果、セコムの平均生涯年収は1.9億円でした。

全国の平均生涯年収が2.4億円であることを考えると、 セコムの生涯年収は 比較的低い水準となっています。

※ 生涯年収は、新卒または第二新卒から60歳までセコム株式会社で働いたと仮定して算出しています。


セコムの従業員調査

ここまでセコムの年収を様々な角度から分析してきました。 しかし、就職先を検討する際には、給与・収入面だけでなく、その企業にどういった人が働いているかを知っておくことが重要です。 従業員のデータを予め分析して入社後のミスマッチを減らしておきましょう。

セコムの従業員数

セコムの従業員数比較

有価証券報告書によると、セコムの従業員数は、16279人でした。 サービス業の従業情報員の平均従業員数が、623人であることから、 業界より比較的多い人数であることが分かります。
また、同業種内での従業員数ランキングが4位(647社中)であることからも、 かなり規模の大きい企業であることが分かります。

セコムの従業員の平均勤続年数

セコムの平均勤続年数比較

有価証券報告書によると、セコムの平均勤続年数は、17.1年でした。 サービス業の従業員の平均属年数が、8.3年であることから、 一度セコムに就職した人が比較的長い期間働いている、定着率の高い職場と言えそうです。

セコムの従業員平均年齢

セコムの従業員の平均年齢比較

有価証券報告書によると、セコムの従業員の平均年齢は、43.5歳でした。 サービス業の従業員の平均年齢が、40.1歳であることから、 比較的年齢の高い職場であると言えます。


セコムの勤務環境はブラック?それともホワイト?

ここまで、セコムの平均年収と従業員について分析してきました。 ところで、セコムの勤務環境はブラックなのでしょうか?それともホワイトなのでしょうか? 見極める一つの判断材料として残業時間や有給休暇日数について確認してみましょう!

セコムにおける従業員の平均残業時間と有給休暇の取得日数

セコムの平均残業時間

セコムの従業員の平均残業時間は、一月あたり21.8時間でした。 サービス業(他に分類されないもの)の従業員の平均残業時間が、13.6時間であることから、 比較的残業時間が長いことが分かります。

セコムの従業員の有給休暇の平均取得日数は、一年で10.6日でした。 サービス業(他に分類されないもの)の従業員の平均日数が、12.1日であることから、 比較的有給休暇をとりにくいことが分かります。

セコムの長時間労働是正のための取組内容

セコムは次のような取り組みによって、長時間労働是正に励んでいるようです。

長時間労働を防止するために「人事部」と関連部門に専任の担当者を置き、全国の責任者と連携して、継続的に就業時間管理と改善等の指導を実施。
また、社内イントラネット上では、各事業責任者が社員の出退社などの勤務状況を日々把握・確認する仕組みを取り入れ、長時間勤務等を防止・是正しています。

出典:厚生労働省発表 – 女性の活躍推進企業データベースオープンデータ(2021年10月25日時点)


セコムは女性にとって働きやすい?

セコムの女性活躍を推進する取り組み

セコムは次のような取り組みによって、女性の活躍を推進しているようです。

○従業員 合計:16,153人(うち女性:2,750人)、女性比率:17.1%
○平均年齢 合計:43.0歳(男性:44.2歳、女性:37.5歳)
○育休取得者数:127人(うち男性:10人)
○介護休暇取得者数 合計:6人(うち男性:4人)
○平均年間給与:5,954,465円
○各種報告書での情報開示の有無等 CSR発行有無:(有)、CSR記載有無:(有)、統合発行有無:(無)、統合記載有無:()
※2019年度期末時点。有価証券報告書記載の単体ベース。

出典:厚生労働省発表 – 女性の活躍推進企業データベースオープンデータ(2021年10月25日時点)


セコムの事業展望

「せっかくセコムに採用してもらったのに、仕事内容や社風が合わない、、、」なんてことは避けたいですよね。 そのためにも、セコムが今後どのような成長戦略を考えているのかを知っておくことはとても重要です。 また、それだけでなくセコムがどのような人を採用したいと考えているのか見えてくるかもしれません。 それでは一緒に事業展望を見ていきましょう!

セコムは、事業戦略として、「「あんしんプラットフォーム」構想では、時間や空間にとらわれないサービスの提供、一人ひとりのお客様に寄り添った最適なサービスの提供および生活の中にある様々なリスクに対して、事前の備えから事後の復旧まで、安心にフォーカスしたきめ細やかな切れ目のないサービスの提供を目指し、展開する様々な事業間の連携をさらに深め、総合力を最大限活用できるように努めている」ようです。
また、有価証券報告書によると、今後の事業成長のために以下の取り組みを掲げています。

  • 社業を通じて社会に貢献することを企業理念とし、セキュリティサービス事業を中心として、防災、メディカルサービス、保険、地理空間情報サービス、BPO・ICT、その他の様々な分野の事業を展開しており、これらを複合的・融合的に提供することで、より「安全・安心・快適・便利」な社会を実現する「社会システム産業」の構築を目指している
  • 外部環境が大きく変化し不確実性の増す今日において、方向性を明確にするために、2017年に策定した「セコムグループ2030年ビジョン」では、これまで培ってきた社会とのつながりをベースに、想いを共にするパートナーが参加して様々な技術や知識を持ち寄り、暮らしや社会に安心を提供する社会インフラ「あんしんプラットフォーム」構想を掲げている
  • 経営戦略のもと、実効性のあるコーポレートガバナンスを実現し、ESG(E:環境、S:社会、G:企業統治)課題へ適切に対処するとともに、社会とのつながりを強め、様々な社会課題を解決することで、社会と共に成長を続け、持続的な企業価値の向上を目指していく

業績分析

続いて、有価証券報告書の決算情報をもとに、セコムの将来性を分析していきしょう!

売上額から見るセコムの将来性

セコムの売上高推移のグラフ

セコムは、主な事業として、セキュリティサービス事業・その他事業を手がけています。 ここで、セコムの売上高推移についてみて見ましょう。 直近7年間の売上成長率は5.1%で、 高い成長率を誇っている会社と言えるでしょう。
また、セコムの売上高ランキングは、 同業種で97位業界を牽引している企業となっています。

純利益から見るセコムの将来性

セコムの純利益高推移のグラフ

次に、セコムの純利益推移についてみてみましょう。 直近7年間の純利益成長率は19.6%で、 高い成長率を誇っている会社と言えるでしょう。
また、セコムの売上高ランキングは、 同業種で2位業界を牽引している企業となっています。


セコムの競合企業は?

セコムと企業規模が比較的近く、かつ類似した事業内容を展開する企業は以下の企業です。 これらの企業の情報もチェックをしてみて下さいね。

企業名 平均年収 事業内容
セコム上信越株式会社 557万円 サービス業
セントラル警備保障株式会社 472万円 サービス業
りらいあコミュニケーションズ株式会社 567万円 サービス業
綜合警備保障株式会社 579万円 サービス業
株式会社 サイネックス 437万円 サービス業
株式会社NJS 826万円 サービス業
株式会社アール・エス・シー 421万円 サービス業
株式会社アウトソーシング 346万円 サービス業
トランス・コスモス株式会社 475万円 サービス業
株式会社ユー・エス・エス 665万円 サービス業

サービス業業界の企業年収ランキングは?

セコムが属するサービス業業界において、どの企業の年収が多いか気になる方も多いかと思います。 そこで、サービス業業界における平均年収のランキングをまとめてみました。 同一業界の年収ランキングについても是非チェックしてみてください!

順位 企業名 平均年収 従業員数
1位 M&Aキャピタルパートナーズ株式会社 2688万円 150人
2位 株式会社ストライク 1432万円 191人
3位 株式会社電通グループ 1341万円 164人
4位 RPAホールディングス株式会社 1288万円 15人
5位 EPSホールディングス株式会社 1253万円 59人
6位 株式会社日本M&Aセンター 1243万円 653人
7位 フロンティア・マネジメント株式会社 1217万円 226人
8位 ケネディクス株式会社 1160万円 67人
9位 株式会社ベイカレント・コンサルティング 1106万円 2638人
10位 株式会社シグマクシス 1092万円 73人

サービス業業界に属する会社の年収ランキングの続きは、こちらをご覧ください!


東京都の企業年収ランキングは?

セコムが属する東京都において、どの企業の年収が多いか気になる方も多いかと思います。 そこで、東京都における平均年収のランキングをまとめてみました。 同一エリア内の年収ランキングについても是非チェックしてみてください!

順位 企業名 平均年収 従業員数
1位 モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社 2735万円 731人
2位 M&Aキャピタルパートナーズ株式会社 2688万円 150人
3位 ヒューリック株式会社 1803万円 189人
4位 株式会社光通信 1682万円 7人
5位 三菱商事株式会社 1631万円 4629人
6位 ショーボンドホールディングス株式会社 1563万円 10人
7位 株式会社リゾート&メディカル 1560万円 2人
8位 株式会社めぶきフィナンシャルグループ 1490万円 16人
9位 ソレイジア・ファーマ株式会社 1490万円 21人
10位 三井物産株式会社 1482万円 5587人

東京都に本社を構える会社の年収ランキング続きは、こちらをご覧ください!


企業データ

最後に、セコムの企業データについて調査した結果を記載します。

項目 詳細
会社名 セコム株式会社
設立年月日 1923年
所在地 東京都渋谷区神宮前1丁目5番1号
代表取締役社長 代表取締役社長  尾 関 一 郎
業種 サービス業

セコムの歴史

歴史を知っておくことは、その会社の安定性を理解するだけでなく、面接対策の観点からもとても重要です。 セコムの創設年は1923年で100年の社歴を持っており、 サービス業の中では 比較的長い社歴を持っています。

歴史をもっと見る

1962年7月

飯田 亮および故・戸田 壽一により日本警備保障㈱(現セコム㈱)を設立。

1964年10月

東京オリンピック開催。選手村などの警備を当社単独で担当。

1966年6月

わが国初のオンラインによる安全システム「SPアラーム」を開発・発売。

1972年12月

株式の額面金額変更のため、㈱エスピーアラームシステムズ(形式上の存続会社)と合併。

(注1)

1974年6月

東京証券取引所市場第二部に上場。

1975年3月

世界初のコンピュータ安全システム、CSS(コンピュータセキュリティシステム)を確立。

1977年7月

東京電力㈱、関西電力㈱、中部電力㈱との合弁で、原子力防護専門会社、日本原子力防護システム㈱を設立。

1977年10月

安全機器を自社生産するセコム工業㈱を設立。

1978年1月

台湾のタイワンセコム社(英文商号)と業務提携を結ぶ。

1978年5月

東京証券取引所市場第一部指定。

1981年1月

わが国初の家庭用安全システム「マイアラーム(現セコム・ホームセキュリティ)」を開発・発売。

1981年3月

韓国三星グループとの合弁による韓国安全システム㈱(現㈱エスワン)を設立。

1983年12月

日本警備保障㈱よりセコム㈱に社名を変更。

1986年1月

開発部門の拠点としてセコムTEセンター竣工。

1986年12月

AI(人工知能)等の基盤技術の研究を行うセコムIS研究所を設立。

1987年9月

タイにタイセコムピタキイ社(現タイセコムセキュリティ社)を設立。

1991年4月

英国にセコムキャロル社(現セコムPLC)を設立。

1991年6月

無菌調剤室を備えた調剤薬局を開設し、在宅医療サービスの一つとして、自宅で点滴治療を受ける患者へ薬剤供給するサービスを開始。併せて訪問看護サービスの提供を開始。

1992年12月

中国での持株会社、西科姆(中国)有限公司を設立。

1998年7月

わが国初の画像センサー利用のオンライン画像監視システム「セコムAX」を開発・発売。

1998年9月

損害保険会社の東洋火災海上保険㈱(現セコム損害保険㈱)に資本参加。

1999年8月

航空測量・地理情報システムを提供する東京証券取引所市場第一部上場の㈱パスコに資本参加。

2001年3月

移動する人物・車両向けセキュリティサービス「ココセコム」を開発・発売。

2001年10月

セコム損害保険㈱が最適な治療でガン克服を目指すための保険として、わが国初の「自由診療保険メディコム」を発売。

2002年3月

セコム㈱の医療事業部門を分社化するとともに、セコム在宅医療システム㈱、セコムケアサービス㈱、セコム漢方システム㈱が合併し、セコム医療システム㈱がスタート。

2004年9月

病院外での心停止を回復させるためのAED(自動体外式除細動器)のトータルサービス「セコムAEDパッケージサービス」を発売。

2004年10月

セコム情報システム㈱(現セコムトラストシステムズ㈱)が開発した大規模災害発生時の初動を支援する危機管理サービス「セコム安否確認サービス」を発売。

2006年12月

東京証券取引所市場第一部上場の能美防災㈱を連結子会社化。

2007年4月

山口県美祢市にわが国初のPFI刑務所「美祢社会復帰促進センター」を開設し、センターのセキュリティ・総務支援・刑務作業支援を開始。

2012年4月

国内防災業界3位のニッタン㈱を連結子会社化。

2012年10月

国内最大規模のデータセンター事業会社である㈱アット東京を連結子会社化。

2013年9月

セコム独自のビッグデータ解析を活用した「リアルタイム災害情報サービス」の提供を開始。

 


まとめ

今回の記事では、セコムの年収を中心に、業績の推移や競合企業との比較など、就職活動のためになる情報を徹底調査をしてきました。
会社選びをするうえで、インターネットの評判や社員の方による口コミも参考になりますが、企業のデータを知ることもとても重要です。

関連する業界については、下記で詳しく紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

また、他の同業種の企業についても企業研究をしたい方は、こちらの記事もぜひ参考にしてみて下さい!

【関連企業の年収を徹底調査】

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各企業の平均年収や平均勤続年数・平均年齢・従業員数などの基本情報は、有価証券報告書をデータソースとして使用しています。また、年齢別年収・役職別年収・生涯年収は、政府が公表している各種調査情報を元に、統計的な手法によって独自に算出をしています。詳しい算出方法はこちらのページをご覧ください。

出典

監修 年収チェッカー編集部


本サイトの記事は、人材業界と統計学の双方に専門的な知識を持つ、年収チェッカー編集部によって作成されています。