帝人の年収は813万円|年齢帯別・役職別年収やボーナスなどを徹底調査【2025年最新版】

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帝人の平均年収ランキングのまとめ

帝人株式会社は、大阪府に本社を構える、繊維製品で事業を手掛ける企業です。 帝人の平均年収は813万円で、業界ランキング3位の平均年収となっています。 今回は、そんな帝人に就職すると年収がいくらになるのかについて、年代別・役職別などの軸で徹底分析をしていきます。 ぜひ就職後のイメージと照らし合わせながら読んでみてください!また、面接対策に役立つ帝人の事業内容や沿革も紹介していきます。 是非最後まで読んで、就職活動の参考にしてくださいね!

また、下記の記事では、帝人について、より就活生にたった視点で平均年収を分析しているので、就活生の方はぜひこちらもチェックしてみてください!


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帝人の平均年収はいくら?

平均年収のサマリー

2025年度の帝人の平均年収は、813万円でした(有価証券報告書調べ)。全国平均の年収が681万円であることを考えると、 全国平均よりも高い水準となっています。

ここで、平均年収の推移をみてみましょう。

平均年収の推移

帝人の平均年収の推移

帝人の平均年収は直近9年間で、 +13.7%増加と上昇トレンドとなり、平均年収が増加していることが分かります。

年代別の平均年収

帝人の年代別平均年収

次に、年代別の平均年収をみてみましょう。25~29歳の平均年収は542万円で、 30~34歳になると625万円と平均年収が83万円プラスとなります。 さらに、35~39歳になると712万円で、40~45歳になると760万円40~45歳になると813万円となります。 そして、50~54歳になると878万円55~59歳になると878万円となります。

※こちらの試算は、帝人株式会社が発表をしている有価証券報告書と、厚生労働省が発表をしている 賃金構造基本統計調査を元に試算をしています。 詳しい計算方法については、こちらのページを参考にしてください。

ここまで、帝人の平均年収のサマリーについてみてきました。 しかし、就職活動をする上で他社との比較は欠かせません。 帝人の平均年収は業界やエリア別で分析した際に、 上位何位なのでしょうか?

それでは、ランキングについて確認をしていきましょう!


ランキング

業界内ランキング

帝人の業界内年収ランキング

帝人が属する業界である、「繊維製品」の上場企業平均年収は585万円でした。 そのため、帝人の平均年収は業界平均と比較をして 228万円高く、 業界内ランキングでは、57社中3位と比較的高い平均年収となっています。

次に、エリア内のランキングについて確認していきましょう!

エリア内ランキング

帝人のエリア内年収ランキング

帝人の本社がある大阪府における上場企業の平均年収は674万円となります。
そのため、帝人の平均年収はエリア平均と比較をして 139万円高く、 エリア内ランキングでは、485社中88位比較的高い平均年収となっています。

以上、帝人の年収ランキングについて見てきました。 ここまで読んでボーナスの額や、出世するといくら貰えるか気になる方も多いかと思います。

それでは、ボーナスの額や役職別の平均年収について確認をしてみましょう!

帝人でキャリアを重ねると

ボーナスはどれくらい貰える?

帝人のボーナス額の平均値は、130万円でした。 同業種の業界平均が94万円であることから、 36万円程高い金額になっています。

出世するといくら貰える?

帝人の役職別平均年収の比較

次に、帝人の役職別平均年収をみてみましょう。

係長の平均年収は1008万円、 課長の平均年収は1318万円、 部長の平均年収は1589万円と、 同業界の平均と比較をして 比較的高い水準にあることが分かります。


帝人の生涯年収はいくら?

帝人の生涯年収ランキング

調査の結果、帝人の平均生涯年収は2.6億円でした。

全国の平均生涯年収が2.4億円であることを考えると、 帝人の生涯年収は 比較的高い水準となっています。

※ 生涯年収は、新卒または第二新卒から60歳まで帝人株式会社で働いたと仮定して算出しています。


帝人の従業員調査

ここまで帝人の年収を様々な角度から分析してきました。 しかし、就職先を検討する際には、給与・収入面だけでなく、その企業にどういった人が働いているかを知っておくことが重要です。 従業員のデータを予め分析して入社後のミスマッチを減らしておきましょう。

帝人の従業員数

帝人の従業員数比較

有価証券報告書によると、帝人の従業員数は、2781人でした。 繊維製品の従業情報員の平均従業員数が、531人であることから、 業界より比較的多い人数であることが分かります。
また、同業種内での従業員数ランキングが3位(57社中)であることからも、 かなり規模の大きい企業であることが分かります。

帝人の従業員の平均勤続年数

帝人の平均勤続年数比較

有価証券報告書によると、帝人の平均勤続年数は、21.9年でした。 繊維製品の従業員の平均属年数が、17.3年であることから、 一度帝人に就職した人が比較的長い期間働いている、定着率の高い職場と言えそうです。

帝人の従業員平均年齢

帝人の従業員の平均年齢比較

有価証券報告書によると、帝人の従業員の平均年齢は、46.2歳でした。 繊維製品の従業員の平均年齢が、44.4歳であることから、 比較的年齢の高い職場であると言えます。

帝人の離職率

帝人の従業員の離職率

帝人の10年以内の離職率は男性従業員が33.0%女性従業員が57.0%

でした。 繊維工業の10年以内の平均離職率が、男性従業員が34.5%、女性従業員が43.5%であることから、 男性の離職率が比較的が低いことが分かります。
※ 参考:厚生労働省発表 – 女性の活躍推進企業データベースオープンデータ(2021年10月25日時点)を加工して作成


帝人の勤務環境はブラック?それともホワイト?

ここまで、帝人の平均年収と従業員について分析してきました。 ところで、帝人の勤務環境はブラックなのでしょうか?それともホワイトなのでしょうか? 見極める一つの判断材料として残業時間や有給休暇日数について確認してみましょう!

帝人における従業員の平均残業時間と有給休暇の取得日数

帝人の平均残業時間

帝人の従業員の平均残業時間は、一月あたり14.1時間でした。 繊維工業の従業員の平均残業時間が、7.3時間であることから、 比較的残業時間が長いことが分かります。

帝人の従業員の有給休暇の平均取得日数は、一年で12.9日でした。 繊維工業の従業員の平均日数が、11.6日であることから、 比較的有給休暇をとりやすいことが分かります。

帝人の長時間労働是正のための取組内容

帝人は次のような取り組みによって、長時間労働是正に励んでいるようです。

・ノー残業デーの設定
・PCログによる労働時間管理
・年間総労働時間2000時間以内の目標設定

出典:厚生労働省発表 – 女性の活躍推進企業データベースオープンデータ(2021年10月25日時点)


帝人は女性にとって働きやすい?

帝人の女性活躍を推進する取り組み

帝人は次のような取り組みによって、女性の活躍を推進しているようです。

・均等・両立推進企業表彰企業である(平成15年度 均等推進企業部門 厚生労働大臣優良賞)
・WEPs(女性のエンパワーメント原則)署名企業である
企業トップが「「輝く女性の活躍を加速する男性リーダーの会」行動宣言」に賛同している

<認定基準のうち満たさない基準>

→関連する取組実施状況
①採用については、新卒総合職採用は、引き続き女性割合を30%以上と目標値をおき、努力する。
②男女差が縮まりつつあるので引き続き努力する。

出典:厚生労働省発表 – 女性の活躍推進企業データベースオープンデータ(2021年10月25日時点)


帝人の事業展望

「せっかく帝人に採用してもらったのに、仕事内容や社風が合わない、、、」なんてことは避けたいですよね。 そのためにも、帝人が今後どのような成長戦略を考えているのかを知っておくことはとても重要です。 また、それだけでなく帝人がどのような人を採用したいと考えているのか見えてくるかもしれません。 それでは一緒に事業展望を見ていきましょう!

帝人は、事業戦略として、「パーパスは、帝人グループの過去や現在、未来について全社を挙げて議論を重ねた結果洗い出された、帝人グループが大切にしてきた価値観そのものであり、美しい地球に人々がいつまでも暮らし続けるためのソリューションの提供に挑戦する会社でありたいという社員の想いが強く反映されている」ようです。
また、有価証券報告書によると、今後の事業成長のために以下の取り組みを掲げています。

  • 帝人グループが100年以上の歴史の中で常にパイオニアであり続け、行動的で、先見性があり、イノベーションを生んできたことを誇りに思い、今後もそのアントレプレナーシップを引き継いでいきたいという想いが込められている
  • 互いの違いや多様性を尊重して社員が力を合わせ、社外のパートナーと協力し、顧客を含む社外のさまざまなステークホルダーから共感され続ける存在でありたいという想いが込められている
  • 帝人グループでは、このパーパスに併せて、3つのバリュー「①すべての挑戦をリスペクトする、②多様な仲間と専門性を活かして成長する、③地球とあらゆる生命に寄り添い、守る」を設定している

業績分析

続いて、有価証券報告書の決算情報をもとに、帝人の将来性を分析していきしょう!

売上額から見る帝人の将来性

帝人の売上高推移のグラフ

帝人は、主な事業として、マテリアル・ヘルスケア・その他を手がけています。 ここで、帝人の売上高推移についてみて見ましょう。 直近9年間の売上成長率は-19.5%で、 成長がやや鈍化していると言えるでしょう。
また、帝人の売上高ランキングは、 同業種で11位業界を牽引している企業となっています。

純利益から見る帝人の将来性

帝人の純利益高推移のグラフ

次に、帝人の純利益推移についてみてみましょう。 直近9年間の純利益成長率は-100.5%で、 成長がやや鈍化していると言えるでしょう。
また、帝人の売上高ランキングは、 同業種で48位業界平均と同等程度、もしくは下位に位置しています。


帝人の競合企業は?

帝人と企業規模が比較的近く、かつ類似した事業内容を展開する企業は以下の企業です。 これらの企業の情報もチェックをしてみて下さいね。

企業名 平均年収 事業内容
芦森工業株式会社 666万円 繊維製品
セーレン株式会社 688万円 繊維製品
株式会社レナウン 499万円 繊維製品
ユニチカ株式会社 494万円 繊維製品
東洋紡株式会社 642万円 繊維製品
ダイニック株式会社 588万円 繊維製品
株式会社ゴールドウイン 714万円 繊維製品
小松マテーレ株式会社 585万円 繊維製品
倉敷紡績株式会社 587万円 繊維製品
グンゼ株式会社 637万円 繊維製品

繊維製品業界の企業年収ランキングは?

帝人が属する繊維製品業界において、どの企業の年収が多いか気になる方も多いかと思います。 そこで、繊維製品業界における平均年収のランキングをまとめてみました。 同一業界の年収ランキングについても是非チェックしてみてください!

順位 企業名 平均年収 従業員数
1位 株式会社TSIホールディングス 1497万円 8人
2位 東レ株式会社 820万円 7010人
3位 帝人株式会社 813万円 2781人
4位 株式会社 キング 771万円 83人
5位 株式会社デサント 731万円 34人
6位 帝国繊維株式会社 723万円 177人
7位 株式会社ゴールドウイン 714万円 1236人
8位 株式会社トーア紡コーポレーション 696万円 70人
9位 セーレン株式会社 688万円 1317人
10位 株式会社オンワードホールディングス 677万円 118人

繊維製品業界に属する会社の年収ランキングの続きは、こちらをご覧ください!


大阪府の企業年収ランキングは?

帝人が属する大阪府において、どの企業の年収が多いか気になる方も多いかと思います。 そこで、大阪府における平均年収のランキングをまとめてみました。 同一エリア内の年収ランキングについても是非チェックしてみてください!

順位 企業名 平均年収 従業員数
1位 株式会社キーエンス 2039万円 3205人
2位 日本商業開発株式会社 1915万円 69人
3位 伊藤忠商事株式会社 1627万円 4215人
4位 株式会社MBSメディアホールディングス 1344万円 627人
5位 サントリーホールディングス株式会社 1221万円 1239人
6位 株式会社朝日新聞社 1174万円 3137人
7位 朝日放送グループホールディングス株式会社 1157万円 108人
8位 長瀬産業株式会社 1136万円 948人
9位 武田薬品工業株式会社 1103万円 4808人
10位 株式会社プレサンスコーポレーション 1097万円 437人

大阪府に本社を構える会社の年収ランキング続きは、こちらをご覧ください!


企業データ

最後に、帝人の企業データについて調査した結果を記載します。

項目 詳細
会社名 帝人株式会社
会社ホームページ http://www.teijin.co.jp/
所在地 大阪府大阪市北区中之島3丁目2番4号
代表取締役社長 代表取締役社長執行役員  鈴木 純
業種 繊維製品
事業内容 総合化学会社  高機能・複合材料事業  樹脂・フィルム事業  研究開発

帝人の歴史

歴史をもっと見る

年月

沿革

1918年 6月

1927年 1月

1934年10月

1944年 8月

1945年 8月

1947年 8月

1949年 5月

1952年11月

1955年10月

1958年 6月

1960年10月

1962年11月

1963年11月

1967年 9月

 

1968年 4月

1970年10月

1971年 4月

1971年 8月

1971年10月

1973年10月

 

1980年 2月

1982年10月

1983年 9月

1983年10月

1985年 8月

1987年 9月

1991年10月

 

1994年 3月

1995年10月

1997年 5月

1999年10月

2000年 1月

 

2000年12月

 

2001年 4月

 

2002年 3月

2002年 4月

2002年12月

2003年 3月

2003年 4月

 

2003年 9月

2003年10月

2007年 9月

2008年 6月

2011年 5月

2012年10月

 

 

 

2013年 4月

帝国人造絹絲(株)設立、山形県米沢市でレーヨンの生産開始

岩国工場(現 岩国事業所)操業開始、レーヨンの生産拡大

三原工場操業開始、レーヨンの生産拡大

帝人製機(株)を設立

帝人織布(株)(現 帝人フロンティアニッティング(株))を設立

帝人化成(株)を設立

東京、大阪、名古屋各証券取引所に上場

帝人商事(株)を設立

松山工場(現 松山事業所)操業開始、アセテートの生産開始

松山工場で「テトロン」の生産開始

帝人化成(株)、ポリカーボネート樹脂の生産開始

帝人(株)に社名変更

三原工場でナイロンの生産開始

タイに、Teijin Tetoron(Thailand)Co.,Ltd.(現 Teijin Polyester(Thailand)Limited)を設立

徳山工場操業開始、「テトロン」の生産拡大

愛媛工場(現 松山事業所)操業開始、「テトロン」の生産拡大

岩国工場でメタ系アラミド繊維「コーネックス」の生産開始

岐阜工場操業開始、「テトロン」フィルムの生産開始

レーヨン生産の全面撤収

インドネシアに、P.T.Teijin Indonesia Fiber Corporation(のちにP.T.Teijin Indonesia Fiber

Tbk.)を設立

帝人医薬(株)(医薬品事業)、新薬「ベニロン」「ラキソベロン」の販売開始

帝人医薬(株)(在宅医療事業)、医療用膜型酸素濃縮器「マイルドサンソ」発売開始

(株)帝人システムテクノロジーを設立

帝人医薬(株)を吸収合併

宇都宮工場操業開始、「テトロン」フィルムの生産拡大

松山工場でパラ系アラミド繊維「テクノーラ」の生産開始

米国デュポン社とポリエステルフィルムの製造販売に関する合弁会社を欧州と米国に設立

タイに、Teijin(Thailand)Limitedを設立

中国に南通帝人有限公司を設立

ナイロン事業を帝人デュポンナイロン(株)に移管

シンガポールにTeijin Polyacarbonate Singapore Pte Ltd.を設立

東邦レーヨン(株)(のちに東邦テナックス(株))に資本参加し、炭素繊維事業へ進出

米国デュポン社とのポリエステルフィルム事業統合によるグローバル会社が世界7カ国で営業開始

(日本においては、フィルム事業を帝人デュポンフィルム(株)に移管)

蘭国アコーディス社からトワロン事業を買収し、Teijin Twaron B.V.(現 Teijin Aramid B.V.)を設立

帝人商事(株)が日商岩井アパレル(株)と合併し社名をNI帝人商事(株)に変更

(株)帝人システムテクノロジーがインフォコム(株)と合併し社名をインフォコム(株)に変更

アセテート事業からの撤収

衣料繊維事業を帝人ファイバー(株)(2002年1月設立)に移管

ナイロン事業からの撤収

中国にTeijin Polycarbonate China Ltd.を設立

産業繊維事業を帝人テクノプロダクツ(株)(2002年11月設立)に移管

持株会社となり、新しいグループ体制に移行

帝人製機(株)が(株)ナブコと経営統合し、共同持株会社ナブテスコ(株)を設立

医薬医療事業を帝人ファーマ(株)(2002年4月設立)に移管

東邦テナックス(株)を株式交換により完全子会社化

米国のBraden Partners L.P.を買収

帝人ファーマ(株)、日本で高尿酸血症治療薬「フェブリク錠」(TMX-67)の販売開始

帝人ファイバー(株)よりアパレル事業を除く全事業を吸収分割、帝人ファーマ(株)の知的財産権等を吸収分割並びに帝人テクノプロダクツ(株)等4社を吸収合併

NI帝人商事(株)が帝人ファイバー(株)のアパレル事業を吸収合併し、帝人フロンティア(株)として営業を開始

帝人化成(株)を吸収合併


まとめ

今回の記事では、帝人の年収を中心に、業績の推移や競合企業との比較など、就職活動のためになる情報を徹底調査をしてきました。
会社選びをするうえで、インターネットの評判や社員の方による口コミも参考になりますが、企業のデータを知ることもとても重要です。

関連する業界については、下記で詳しく紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

また、他の同業種の企業についても企業研究をしたい方は、こちらの記事もぜひ参考にしてみて下さい!

【関連企業の年収を徹底調査】

このサイトについて

各企業の平均年収や平均勤続年数・平均年齢・従業員数などの基本情報は、有価証券報告書をデータソースとして使用しています。また、年齢別年収・役職別年収・生涯年収は、政府が公表している各種調査情報を元に、統計的な手法によって独自に算出をしています。詳しい算出方法はこちらのページをご覧ください。

出典

監修 年収チェッカー編集部


本サイトの記事は、人材業界と統計学の双方に専門的な知識を持つ、年収チェッカー編集部によって作成されています。