東レの年収は734万円|年齢帯別・役職別年収やボーナスなどを徹底調査【最新版】

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東レの平均年収ランキングのまとめ

東レ株式会社は、東京都に本社を構える、繊維製品で事業を手掛ける企業です。 東レの平均年収は734万円で、業界ランキング3位の平均年収となっています。 今回は、そんな東レに就職すると年収がいくらになるのかについて、年代別・役職別などの軸で徹底分析をしていきます。 ぜひ就職後のイメージと照らし合わせながら読んでみてください!また、面接対策に役立つ東レの事業内容や沿革も紹介していきます。 是非最後まで読んで、就職活動の参考にしてくださいね!

また、下記の記事では、東レについて、より就活生にたった視点で平均年収を分析しているので、就活生の方はぜひこちらもチェックしてみてください!


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東レの平均年収はいくら?

平均年収のサマリー

2022年度の東レの平均年収は、734万円でした(有価証券報告書調べ)。全国平均の年収が620万円であることを考えると、 全国平均よりも高い水準となっています。

ここで、平均年収の推移をみてみましょう。

平均年収の推移

東レの平均年収の推移

東レの平均年収は直近7年間で、 +7.8%増加と上昇トレンドとなり、平均年収が増加していることが分かります。

年代別の平均年収

東レの年代別平均年収

次に、年代別の平均年収をみてみましょう。25~29歳の平均年収は523万円で、 30~34歳になると603万円と平均年収が80万円プラスとなります。 さらに、35~39歳になると687万円で、40~45歳になると734万円40~45歳になると785万円となります。 そして、50~54歳になると848万円55~59歳になると847万円となります。

※こちらの試算は、東レ株式会社が発表をしている有価証券報告書と、厚生労働省が発表をしている 賃金構造基本統計調査を元に試算をしています。 詳しい計算方法については、こちらのページを参考にしてください。

ここまで、東レの平均年収のサマリーについてみてきました。 しかし、就職活動をする上で他社との比較は欠かせません。 東レの平均年収は業界やエリア別で分析した際に、 上位何位なのでしょうか?

それでは、ランキングについて確認をしていきましょう!


ランキング

業界内ランキング

東レの業界内年収ランキング

東レが属する業界である、「繊維製品」の上場企業平均年収は549万円でした。 そのため、東レの平均年収は業界平均と比較をして 185万円高く、 業界内ランキングでは、57社中3位と比較的高い平均年収となっています。

次に、エリア内のランキングについて確認していきましょう!

エリア内ランキング

東レのエリア内年収ランキング

東レの本社がある東京都における上場企業の平均年収は659万円となります。
そのため、東レの平均年収はエリア平均と比較をして 75万円高く、 エリア内ランキングでは、2268社中627位比較的高い平均年収となっています。

以上、東レの年収ランキングについて見てきました。 ここまで読んでボーナスの額や、出世するといくら貰えるか気になる方も多いかと思います。

それでは、ボーナスの額や役職別の平均年収について確認をしてみましょう!

東レでキャリアを重ねると

ボーナスはどれくらい貰える?

東レのボーナス額の平均値は、118万円でした。 同業種の業界平均が88万円であることから、 30万円程高い金額になっています。

出世するといくら貰える?

東レの役職別平均年収の比較

次に、東レの役職別平均年収をみてみましょう。

係長の平均年収は910万円、 課長の平均年収は1190万円、 部長の平均年収は1435万円と、 同業界の平均と比較をして 比較的高い水準にあることが分かります。


東レの生涯年収はいくら?

東レの生涯年収ランキング

調査の結果、東レの平均生涯年収は2.5億円でした。

全国の平均生涯年収が2.4億円であることを考えると、 東レの生涯年収は 比較的高い水準となっています。

※ 生涯年収は、新卒または第二新卒から60歳まで東レ株式会社で働いたと仮定して算出しています。


東レの従業員調査

ここまで東レの年収を様々な角度から分析してきました。 しかし、就職先を検討する際には、給与・収入面だけでなく、その企業にどういった人が働いているかを知っておくことが重要です。 従業員のデータを予め分析して入社後のミスマッチを減らしておきましょう。

東レの従業員数

東レの従業員数比較

有価証券報告書によると、東レの従業員数は、7175人でした。 繊維製品の従業情報員の平均従業員数が、1648人であることから、 業界より比較的多い人数であることが分かります。
また、同業種内での従業員数ランキングが2位(57社中)であることからも、 かなり規模の大きい企業であることが分かります。

東レの従業員の平均勤続年数

東レの平均勤続年数比較

有価証券報告書によると、東レの平均勤続年数は、16.6年でした。 繊維製品の従業員の平均属年数が、17.1年であることから、 比較的、出入りの多い職場であると言えるでしょう。

東レの従業員平均年齢

東レの従業員の平均年齢比較

有価証券報告書によると、東レの従業員の平均年齢は、39.7歳でした。 繊維製品の従業員の平均年齢が、43.9歳であることから、 比較的若い人の多い職場であると言えます。


東レの勤務環境はブラック?それともホワイト?

ここまで、東レの平均年収と従業員について分析してきました。 ところで、東レの勤務環境はブラックなのでしょうか?それともホワイトなのでしょうか? 見極める一つの判断材料として残業時間や有給休暇日数について確認してみましょう!

東レにおける従業員の平均残業時間と有給休暇の取得日数

東レの平均残業時間

東レの従業員の平均残業時間は、一月あたり9.1時間でした。 繊維工業の従業員の平均残業時間が、7.3時間であることから、 比較的残業時間が長いことが分かります。

東レの従業員の有給休暇の平均取得日数は、一年で15.6日でした。 繊維工業の従業員の平均日数が、11.6日であることから、 比較的有給休暇をとりやすいことが分かります。

東レの長時間労働是正のための取組内容

東レは次のような取り組みによって、長時間労働是正に励んでいるようです。

(1)2008年下期より、現在も継続して次の施策を推進。
   ①各職場での話し込みを通じた「働き方・働かせ方」の見直し
   ②深夜業・休日出勤の原則禁止
   ③22時一斉消灯(本社は2011年4月より21時に前倒し)
   ④全社一斉早帰りデーの設定(1日/月)

(2)2010年下期より、現在も継続して次の施策を推進。
   ①目標管理シートへの個人毎の業務効率化目標の織り込み

(3)2015年2月より、現在も継続して次の施策を推進。
   ①各事業(工)場労使による業務効率化・総実労働時間削減策の立案・推進
   ②総実労働時間が一定基準を超えた者等に対する個人毎の改善計画立案・フォロー
   ③出勤管理システムによる、上記②の基準に該当する可能性のある者へのアラーム表示
   ④東京・大阪本社を対象にコアタイムのないフレックスタイム制導入(2016/7)
   ⑤年休取得日数が少ない者に対する個人毎の改善計画立案・フォロー(2016/7~)

(4)2019年7月より勤務間インターバル制度を導入。

出典:厚生労働省発表 – 女性の活躍推進企業データベースオープンデータ(2021年10月25日時点)


東レの事業展望

「せっかく東レに採用してもらったのに、仕事内容や社風が合わない、、、」なんてことは避けたいですよね。 そのためにも、東レが今後どのような成長戦略を考えているのかを知っておくことはとても重要です。 また、それだけでなく東レがどのような人を採用したいと考えているのか見えてくるかもしれません。 それでは一緒に事業展望を見ていきましょう!

東レは、事業戦略として、「新規事業創出・拡大を目指す「FTプロジェクト(FutureTORAY-2020sプロジェクト)」においては、次の成長ステージを担う大型テーマにリソースを重点的に投入しており、水素・燃料電池関連材料、バイオマス活用製品・プロセス技術、環境対応印刷ソリューションなどのテーマのほか、CO2やバイオガス、水素などを分離するためのガス分離膜の構造を支える支持層に利用可能な多孔質炭素繊維の用途開発などを進めていく」ようです。
また、有価証券報告書によると、今後の事業成長のために以下の取り組みを掲げています。

  • 中期経営課題“プロジェクトAP-G2022”では、“TORAYVISION2030”に示す「持続的かつ健全な成長」の実現に向け、「積極的な投資による事業拡大」という基本戦略を維持しつつ、成長戦略を可能にする事業構造改革や財務構造強化を両輪で推進することで、東レグループ全体で中長期に創出する価値を最大化していく
  • カーボンニュートラルの実現に向けては、再生可能エネルギー、電動化、水素・燃料電池関連の素材等、従来から取り組んでいるGR事業の拡大のほか、水の電気分解によるグリーン水素の製造及び産業・運輸用途での活用、二酸化炭素(CO2)利活用に貢献する製品の開発を進め、社会全体のGHG排出量の削減に貢献する
  • 安全・防災・環境保全、倫理・コンプライアンスをはじめとしたCSR(CorporateSocialResponsibility:企業の社会的責任)を重要な経営課題と認識し、中期経営課題と期間を同じくする3か年のCSR推進計画として、具体的な取り組みやKPIを定めた「CSRロードマップ2022」を策定し、推進している

業績分析

続いて、有価証券報告書の決算情報をもとに、東レの将来性を分析していきしょう!

売上額から見る東レの将来性

東レの売上高推移のグラフ

東レは、主な事業として、繊維事業・機能化成品事業・炭素繊維複合材料事業・環境・エンジニアリング事業・ライフサイエンス事業を手がけています。 ここで、東レの売上高推移についてみて見ましょう。 直近7年間の売上成長率は-0.2%で、 成長がやや鈍化していると言えるでしょう。
また、東レの売上高ランキングは、 同業種で8位業界を牽引している企業となっています。

純利益から見る東レの将来性

東レの純利益高推移のグラフ

次に、東レの純利益推移についてみてみましょう。 直近7年間の純利益成長率は96.9%で、 高い成長率を誇っている会社と言えるでしょう。
また、東レの売上高ランキングは、 同業種で1位業界を牽引している企業となっています。


東レの競合企業は?

東レと企業規模が比較的近く、かつ類似した事業内容を展開する企業は以下の企業です。 これらの企業の情報もチェックをしてみて下さいね。

企業名 平均年収 事業内容
倉敷紡績株式会社 563万円 繊維製品
帝人株式会社 739万円 繊維製品
東洋紡株式会社 650万円 繊維製品
ユニチカ株式会社 565万円 繊維製品
小松マテーレ株式会社 563万円 繊維製品
芦森工業株式会社 599万円 繊維製品
グンゼ株式会社 595万円 繊維製品
ダイニック株式会社 554万円 繊維製品
サカイオーベックス株式会社 480万円 繊維製品
シキボウ株式会社 489万円 繊維製品

繊維製品業界の企業年収ランキングは?

東レが属する繊維製品業界において、どの企業の年収が多いか気になる方も多いかと思います。 そこで、繊維製品業界における平均年収のランキングをまとめてみました。 同一業界の年収ランキングについても是非チェックしてみてください!

順位 企業名 平均年収 従業員数
1位 株式会社TSIホールディングス 1448万円 17人
2位 帝人株式会社 739万円 2890人
3位 東レ株式会社 734万円 7175人
4位 株式会社デサント 726万円 23人
5位 帝国繊維株式会社 689万円 180人
6位 株式会社トーア紡コーポレーション 682万円 78人
7位 東洋紡株式会社 650万円 3831人
8位 片倉工業株式会社 644万円 104人
9位 日本フエルト株式会社 639万円 413人
10位 株式会社ゴールドウイン 637万円 1188人

繊維製品業界に属する会社の年収ランキングの続きは、こちらをご覧ください!


東京都の企業年収ランキングは?

東レが属する東京都において、どの企業の年収が多いか気になる方も多いかと思います。 そこで、東京都における平均年収のランキングをまとめてみました。 同一エリア内の年収ランキングについても是非チェックしてみてください!

順位 企業名 平均年収 従業員数
1位 M&Aキャピタルパートナーズ株式会社 3161万円 159人
2位 モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社 2735万円 731人
3位 ヒューリック株式会社 1904万円 202人
4位 株式会社ドリームインキュベータ 1776万円 120人
5位 株式会社光通信 1682万円 7人
6位 三菱商事株式会社 1631万円 4629人
7位 ショーボンドホールディングス株式会社 1605万円 9人
8位 株式会社リゾート&メディカル 1560万円 2人
9位 株式会社テレビ東京ホールディングス 1522万円 102人
10位 株式会社商船三井 1517万円 1168人

東京都に本社を構える会社の年収ランキング続きは、こちらをご覧ください!


企業データ

最後に、東レの企業データについて調査した結果を記載します。

項目 詳細
会社名 東レ株式会社
設立年月日 1926年
所在地 東京都中央区日本橋室町2丁目1番1号
代表取締役社長 代表取締役社長  日 覺 昭 廣
業種 繊維製品

東レの歴史

歴史を知っておくことは、その会社の安定性を理解するだけでなく、面接対策の観点からもとても重要です。 東レの創設年は1926年で97年の社歴を持っており、 繊維製品の中では 比較的長い社歴を持っています。

歴史をもっと見る

年月

沿革

 

 

1926年1月12日

三井物産㈱の出資により、資本金10,000千円をもって、東洋レーヨン㈱設立。

1927年8月

滋賀県石山に滋賀工場を設立し、ビスコース法によるレーヨン糸の生産を開始。

1936年8月

レーヨンステープルの生産を開始。

1938年2月

レーヨンステープルの紡織の一貫工場として、瀬田工場を完成。

1941年7月

東洋絹織㈱、庄内川レーヨン㈱及び㈱庄内川染工所を吸収合併し、愛媛工場、愛知工場とした。

1949年5月

東京証券取引所に株式上場。

1951年4月

ナイロン工業化のため名古屋工場を建設。既存の愛知工場にも設備を新設し、ナイロンの本格生産を開始。

1951年6月

米国DuPont社とナイロンの技術提携契約を締結。

1957年2月

英国ICI社とポリエステル繊維の技術提携契約を締結。

1958年4月

三島工場完成。ポリエステル繊維 東レテトロン®の生産を開始。

1959年4月

ポリエステルフィルム ルミラー®の本格生産を開始。

1960年2月

岡崎工場完成。強力ナイロン糸の本格生産を開始。

1960年8月

東洋工事㈱(現在の東レエンジニアリング㈱)を設立。

1961年4月

当社独自で開発したPNC法によるカプロラクタムの本格生産を開始。

1962年9月

基礎研究活動促進のため基礎研究所を開設。

1963年12月

Toray Nylon Thai Co., Ltd. (現在のThai Toray Synthetics Co., Ltd.)を設立。

1964年3月

アクリル繊維トレロン®及びABS樹脂トヨラック®の本格生産を開始。

1970年1月

社名を東レ㈱に変更。

1970年4月

高級スエード調素材エクセーヌ®を開発。

1970年7月

千葉工場完成。ABS樹脂の生産を開始。

1970年11月

土浦工場完成。ポリプロピレンフィルム トレファン®の生産を開始。

1971年3月

東海工場完成。テレフタル酸及びカプロラクタムの生産を開始。

1971年7月

岐阜工場完成。ポリエステルフィルムの生産を開始。

1971年8月

炭素繊維トレカ®の生産を開始。

1971年10月

P.T. Indonesia Toray Syntheticsを設立。

1973年2月

Penfibre Sdn. Berhadを設立。

1974年4月

Iganto S.p.A. (現在のAlcantara S.p.A.)を設立。

1975年1月

石川工場完成。最新鋭技術によるポリエステル繊維の生産を開始。

1980年11月

逆浸透(RO)膜エレメント ロメンブラ®の生産を開始。

1982年11月

東レエンジニアリング㈱の建設・不動産事業を分離し、東レ建設㈱を設立。

1982年12月

三島工場のポリエステルフィルム生産設備を完成。

1982年12月

Société des Fibres de Carbone S.A. (現在のToray Carbon Fibers Europe S.A.)を設立。

1985年5月

TREA Inc. (現在のToray Plastics (America), Inc.)を買収。

1985年8月

石川工場のナイロンフィラメント生産設備を完成。

1986年12月

東レインターナショナル㈱を設立。

1990年7月

Toray Plastics (Malaysia) Sdn. Berhadを設立。

 


まとめ

今回の記事では、東レの年収を中心に、業績の推移や競合企業との比較など、就職活動のためになる情報を徹底調査をしてきました。
会社選びをするうえで、インターネットの評判や社員の方による口コミも参考になりますが、企業のデータを知ることもとても重要です。

関連する業界については、下記で詳しく紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

また、他の同業種の企業についても企業研究をしたい方は、こちらの記事もぜひ参考にしてみて下さい!

【関連企業の年収を徹底調査】

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各企業の平均年収や平均勤続年数・平均年齢・従業員数などの基本情報は、有価証券報告書をデータソースとして使用しています。また、年齢別年収・役職別年収・生涯年収は、政府が公表している各種調査情報を元に、統計的な手法によって独自に算出をしています。詳しい算出方法はこちらのページをご覧ください。

出典

監修 年収チェッカー編集部


本サイトの記事は、人材業界と統計学の双方に専門的な知識を持つ、年収チェッカー編集部によって作成されています。