日本製鉄の年収は535万円|年齢帯別・役職別年収やボーナスなどを徹底調査【最新版】

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日本製鉄の平均年収ランキングのまとめ

日本製鉄株式会社は、東京都に本社を構える、鉄鋼で事業を手掛ける企業です。 日本製鉄の平均年収は535万円で、業界ランキング46位の平均年収となっています。 今回は、そんな日本製鉄に就職すると年収がいくらになるのかについて、年代別・役職別などの軸で徹底分析をしていきます。 ぜひ就職後のイメージと照らし合わせながら読んでみてください!また、面接対策に役立つ日本製鉄の事業内容や沿革も紹介していきます。 是非最後まで読んで、就職活動の参考にしてくださいね!

また、下記の記事では、日本製鉄について、より就活生にたった視点で平均年収を分析しているので、就活生の方はぜひこちらもチェックしてみてください!


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日本製鉄の平均年収はいくら?

平均年収のサマリー

2022年度の日本製鉄の平均年収は、535万円でした(有価証券報告書調べ)。全国平均の年収が620万円であることを考えると、 全国平均よりも低い水準となっています。

ここで、平均年収の推移をみてみましょう。

平均年収の推移

日本製鉄の平均年収の推移

日本製鉄の平均年収は直近7年間で、 -14.4%減少と減少トレンドとなり、平均年収が減少していることが分かります。

年代別の平均年収

日本製鉄の年代別平均年収

次に、年代別の平均年収をみてみましょう。25~29歳の平均年収は382万円で、 30~34歳になると440万円と平均年収が58万円プラスとなります。 さらに、35~39歳になると501万円で、40~45歳になると535万円40~45歳になると573万円となります。 そして、50~54歳になると619万円55~59歳になると618万円となります。

※こちらの試算は、日本製鉄株式会社が発表をしている有価証券報告書と、厚生労働省が発表をしている 賃金構造基本統計調査を元に試算をしています。 詳しい計算方法については、こちらのページを参考にしてください。

ここまで、日本製鉄の平均年収のサマリーについてみてきました。 しかし、就職活動をする上で他社との比較は欠かせません。 日本製鉄の平均年収は業界やエリア別で分析した際に、 上位何位なのでしょうか?

それでは、ランキングについて確認をしていきましょう!


ランキング

業界内ランキング

日本製鉄の業界内年収ランキング

日本製鉄が属する業界である、「鉄鋼」の上場企業平均年収は623万円でした。 そのため、日本製鉄の平均年収は業界平均と比較をして 88万円低く、 業界内ランキングでは、49社中46位と比較的低い平均年収となっています。

次に、エリア内のランキングについて確認していきましょう!

エリア内ランキング

日本製鉄のエリア内年収ランキング

日本製鉄の本社がある東京都における上場企業の平均年収は659万円となります。
そのため、日本製鉄の平均年収はエリア平均と比較をして 124万円低く、 エリア内ランキングでは、2268社中1723位比較的低い平均年収となっています。

以上、日本製鉄の年収ランキングについて見てきました。 ここまで読んでボーナスの額や、出世するといくら貰えるか気になる方も多いかと思います。

それでは、ボーナスの額や役職別の平均年収について確認をしてみましょう!

日本製鉄でキャリアを重ねると

ボーナスはどれくらい貰える?

日本製鉄のボーナス額の平均値は、86万円でした。 同業種の業界平均が100万円であることから、 14万円程低い金額になっています。

出世するといくら貰える?

日本製鉄の役職別平均年収の比較

次に、日本製鉄の役職別平均年収をみてみましょう。

係長の平均年収は663万円、 課長の平均年収は867万円、 部長の平均年収は1046万円と、 同業界の平均と比較をして 比較的低い水準にあることが分かります。


日本製鉄の生涯年収はいくら?

日本製鉄の生涯年収ランキング

調査の結果、日本製鉄の平均生涯年収は1.8億円でした。

全国の平均生涯年収が2.4億円であることを考えると、 日本製鉄の生涯年収は 比較的低い水準となっています。

※ 生涯年収は、新卒または第二新卒から60歳まで日本製鉄株式会社で働いたと仮定して算出しています。


日本製鉄の従業員調査

ここまで日本製鉄の年収を様々な角度から分析してきました。 しかし、就職先を検討する際には、給与・収入面だけでなく、その企業にどういった人が働いているかを知っておくことが重要です。 従業員のデータを予め分析して入社後のミスマッチを減らしておきましょう。

日本製鉄の従業員数

日本製鉄の従業員数比較

有価証券報告書によると、日本製鉄の従業員数は、28708人でした。 鉄鋼の従業情報員の平均従業員数が、1577人であることから、 業界より比較的多い人数であることが分かります。
また、同業種内での従業員数ランキングが1位(49社中)であることからも、 かなり規模の大きい企業であることが分かります。

日本製鉄の従業員の平均勤続年数

日本製鉄の平均勤続年数比較

有価証券報告書によると、日本製鉄の平均勤続年数は、16.5年でした。 鉄鋼の従業員の平均属年数が、15.9年であることから、 一度日本製鉄に就職した人が比較的長い期間働いている、定着率の高い職場と言えそうです。

日本製鉄の従業員平均年齢

日本製鉄の従業員の平均年齢比較

有価証券報告書によると、日本製鉄の従業員の平均年齢は、38.5歳でした。 鉄鋼の従業員の平均年齢が、41.2歳であることから、 比較的若い人の多い職場であると言えます。


日本製鉄の勤務環境はブラック?それともホワイト?

ここまで、日本製鉄の平均年収と従業員について分析してきました。 ところで、日本製鉄の勤務環境はブラックなのでしょうか?それともホワイトなのでしょうか? 見極める一つの判断材料として残業時間や有給休暇日数について確認してみましょう!

日本製鉄における従業員の平均残業時間と有給休暇の取得日数

日本製鉄の平均残業時間

日本製鉄の従業員の平均残業時間は、一月あたり3.2時間でした。 鉄鋼業、非鉄金属・金属製品製造業の従業員の平均残業時間が、16.7時間であることから、 比較的残業時間が短いことが分かります。

日本製鉄の従業員の有給休暇の平均取得日数は、一年で13.6日でした。 鉄鋼業、非鉄金属・金属製品製造業の従業員の平均日数が、11.7日であることから、 比較的有給休暇をとりやすいことが分かります。


日本製鉄は女性にとって働きやすい?

日本製鉄が女性にとって働きやすい環境か気になる方も多いと思います。 それでは、育休取得率と女性従業員の割合をみてみましょう!

日本製鉄における女性の育休取得率と女性従業員の割合

日本製鉄の女性の育休取得率

日本製鉄の女性従業員の育休取得率は、100.0%でした。 鉄鋼業、非鉄金属・金属製品製造業の女性従業員の育休取得率が平均92.8%であることから、 比較的育休がとりやすいことが分かります。

日本製鉄の女性従業員の割合

日本製鉄の従業員に占める女性従業員の割合は、10.2%でした。 鉄鋼業、非鉄金属・金属製品製造業の女性従業員の割合が平均15.1%であることから、 比較的女性従業員が少ないことが分かります。


日本製鉄の事業展望

「せっかく日本製鉄に採用してもらったのに、仕事内容や社風が合わない、、、」なんてことは避けたいですよね。 そのためにも、日本製鉄が今後どのような成長戦略を考えているのかを知っておくことはとても重要です。 また、それだけでなく日本製鉄がどのような人を採用したいと考えているのか見えてくるかもしれません。 それでは一緒に事業展望を見ていきましょう!

日本製鉄は、事業戦略として、「「戦略商品への積極投資による注文構成の高度化」、「技術力を確実に収益に結びつけるための設備新鋭化」、「商品と設備の取捨選択による生産体制のスリム化・効率化」を基本方針として、国内製鉄事業の最適生産体制を構築するとともに、競合他社を凌駕するコスト競争力の再構築と適正マージンの確保による収益基盤の強化を推進している」ようです。
また、有価証券報告書によると、今後の事業成長のために以下の取り組みを掲げています。

  • 総合力世界No.1の鉄鋼メーカー」を目指し、日本製鉄グループ中長期経営計画を定め、その4つの柱である「国内製鉄事業の再構築とグループ経営の強化」、「海外事業の深化・拡充に向けた、グローバル戦略の推進」、「カーボンニュートラルへの挑戦」及び「デジタルトランスフォーメーション戦略の推進」の実現に向け、諸施策に着実に取り組んでいる
  • 2022年度においては、前述の事業環境のもと、従来からの抜本的な収益構造対策の継続・推進に加え、世界の鋼材市場の需要面・供給面の変化を見据えた臨機応変な対応(業務サイクルの短縮)を行うことで収益の最大化に取り組み、高水準の収益の実現を図っていく
  • 情勢下で、日本においては円安の急激な進行による貿易収支の悪化等の新たなリスクが発現する一方で、欧米を中心に鋼材市況は急激に高騰するなど、外部環境は通常の経済合理性を超えて変動しており、先行きは極めて不透明な状況にある

業績分析

続いて、有価証券報告書の決算情報をもとに、日本製鉄の将来性を分析していきしょう!

売上額から見る日本製鉄の将来性

日本製鉄の売上高推移のグラフ

日本製鉄は、主な事業として、製鉄を手がけています。 ここで、日本製鉄の売上高推移についてみて見ましょう。 直近7年間の売上成長率は38.1%で、 高い成長率を誇っている会社と言えるでしょう。
また、日本製鉄の売上高ランキングは、 同業種で4位業界を牽引している企業となっています。

純利益から見る日本製鉄の将来性

日本製鉄の純利益高推移のグラフ

次に、日本製鉄の純利益推移についてみてみましょう。 直近7年間の純利益成長率は369.4%で、 高い成長率を誇っている会社と言えるでしょう。
また、日本製鉄の売上高ランキングは、 同業種で2位業界を牽引している企業となっています。


日本製鉄の競合企業は?

日本製鉄と企業規模が比較的近く、かつ類似した事業内容を展開する企業は以下の企業です。 これらの企業の情報もチェックをしてみて下さいね。

企業名 平均年収 事業内容
合同製鐵株式会社 589万円 鉄鋼
株式会社 神戸製鋼所 546万円 鉄鋼
共英製鋼株式会社 635万円 鉄鋼
神鋼鋼線工業株式会社 590万円 鉄鋼
愛知製鋼株式会社 671万円 鉄鋼
株式会社淀川製鋼所 653万円 鉄鋼
日立金属株式会社 694万円 鉄鋼
大同特殊鋼株式会社 681万円 鉄鋼
日本冶金工業株式会社 658万円 鉄鋼
三菱製鋼株式会社 573万円 鉄鋼

鉄鋼業界の企業年収ランキングは?

日本製鉄が属する鉄鋼業界において、どの企業の年収が多いか気になる方も多いかと思います。 そこで、鉄鋼業界における平均年収のランキングをまとめてみました。 同一業界の年収ランキングについても是非チェックしてみてください!

順位 企業名 平均年収 従業員数
1位 ジェイ エフ イー ホールディングス株式会社 959万円 51人
2位 新報国製鉄株式会社 808万円 90人
3位 大和工業株式会社 794万円 68人
4位 リバーホールディングス株式会社 723万円 42人
5位 東洋鋼鈑株式会社 713万円 1255人
6位 新日本電工株式会社 708万円 616人
7位 株式会社栗本鐵工所 704万円 1333人
8位 株式会社エンビプロ・ホールディングス 703万円 60人
9位 株式会社川金ホールディングス 696万円 9人
10位 日立金属株式会社 694万円 5889人

鉄鋼業界に属する会社の年収ランキングの続きは、こちらをご覧ください!


東京都の企業年収ランキングは?

日本製鉄が属する東京都において、どの企業の年収が多いか気になる方も多いかと思います。 そこで、東京都における平均年収のランキングをまとめてみました。 同一エリア内の年収ランキングについても是非チェックしてみてください!

順位 企業名 平均年収 従業員数
1位 M&Aキャピタルパートナーズ株式会社 3161万円 159人
2位 モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社 2735万円 731人
3位 ヒューリック株式会社 1904万円 202人
4位 株式会社ドリームインキュベータ 1776万円 120人
5位 株式会社光通信 1682万円 7人
6位 三菱商事株式会社 1631万円 4629人
7位 ショーボンドホールディングス株式会社 1605万円 9人
8位 株式会社リゾート&メディカル 1560万円 2人
9位 株式会社テレビ東京ホールディングス 1522万円 102人
10位 株式会社商船三井 1517万円 1168人

東京都に本社を構える会社の年収ランキング続きは、こちらをご覧ください!


企業データ

最後に、日本製鉄の企業データについて調査した結果を記載します。

項目 詳細
会社名 日本製鉄株式会社
設立年月日 1950年
会社ホームページ https://www.nipponsteel.com/
所在地 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号
代表取締役社長 代表取締役社長    橋 本 英 二
業種 鉄鋼
事業内容 鉄鋼業

日本製鉄の歴史

歴史を知っておくことは、その会社の安定性を理解するだけでなく、面接対策の観点からもとても重要です。 日本製鉄の創設年は1950年で73年の社歴を持っており、 鉄鋼の中では 比較的若い企業であると言えます。

歴史をもっと見る

1950年4月

当社設立。八幡製鐵㈱及び富士製鐵㈱が、会社経理応急措置法及び企業再建整備法の適用を受けた日本製鐵㈱から、資産等の現物出資を受ける。
なお、日本製鐵㈱は、八幡製鐵㈱、富士製鐵㈱その他の会社に対して資産等を譲渡したうえで解散し、清算会社に移行。

1970年3月

八幡製鐵㈱と富士製鐵㈱が合併し、商号を新日本製鐵㈱に変更
東京をはじめ全国8証券取引所に株式を上場

1971年4月

富士三機鋼管㈱と合併

1974年6月

1984年4月

エンジニアリング事業本部を設置

新日本製鉄化学工業㈱及び日鐵化学工業㈱が合併し、商号を新日鐵化学㈱に変更

1984年7月

新素材事業開発本部を設置

1986年7月

エレクトロニクス事業部を設置

1987年3月

新日鐵化学㈱、東京証券取引所に株式を上場

1987年6月

新素材事業本部、エレクトロニクス・情報通信事業本部及びライフサービス事業部を設置

1988年4月

 

1989年6月

日鐵コンピュータシステム㈱、当社情報システム部門を統合し、商号を新日鉄情報通信システム㈱に変更

ライフサービス事業部をエンジニアリング事業本部に編入

1991年6月

中央研究本部と設備技術本部を統合し、技術開発本部を設置

1991年9月

総合技術センターを設置

1993年6月

LSI事業部を設置

1997年4月

シリコンウェーハ事業部を設置

1998年4月

都市開発事業部をエンジニアリング事業本部から分離

1999年4月

LSI事業部を廃止

2001年4月

㈱日鉄ライフ、商号を㈱新日鉄都市開発に変更

 

新日鉄情報通信システム㈱、当社エレクトロニクス・情報通信事業部を統合し、商号を新日鉄ソリューションズ㈱に変更

2002年4月

㈱新日鉄都市開発、当社都市開発事業部を統合

2002年10月

新日鉄ソリューションズ㈱、東京証券取引所に株式を上場

2003年7月

新日鐵化学㈱を完全子会社化

2004年4月

シリコンウェーハ事業部を廃止

2006年7月

エンジニアリング事業本部、新素材事業部において遂行する事業を会社分割により新日鉄エンジニアリング㈱、新日鉄マテリアルズ㈱へ事業承継

2012年10月
 

 

 
 

住友金属工業㈱と合併し、商号を新日鐵住金㈱に変更
㈱新日鉄都市開発は、興和不動産㈱と合併し、商号を新日鉄興和不動産㈱に変更、同社は連結子会社から持分法適用関連会社へ
新日鉄エンジニアリング㈱、商号を新日鉄住金エンジニアリング㈱に変更
新日鐵化学㈱、商号を新日鉄住金化学㈱に変更
新日鉄マテリアルズ㈱、商号を新日鉄住金マテリアルズ㈱に変更
新日鉄ソリューションズ㈱、商号を新日鉄住金ソリューションズ㈱に変更

2017年3月

日新製鋼㈱を子会社化

2018年10月

新日鉄住金化学㈱及び新日鉄住金マテリアルズ㈱が合併し、商号を日鉄ケミカル&マテリアル㈱に変更

2019年1月

日新製鋼㈱を完全子会社化

2019年3月

山陽特殊製鋼㈱を子会社化

2019年4月

商号を日本製鉄㈱に変更
新日鉄住金エンジニアリング㈱、商号を日鉄エンジニアリング㈱に変更
新日鉄住金ソリューションズ㈱、商号を日鉄ソリューションズ㈱に変更

2020年4月

日鉄日新製鋼㈱と合併

 


まとめ

今回の記事では、日本製鉄の年収を中心に、業績の推移や競合企業との比較など、就職活動のためになる情報を徹底調査をしてきました。
会社選びをするうえで、インターネットの評判や社員の方による口コミも参考になりますが、企業のデータを知ることもとても重要です。

関連する業界については、下記で詳しく紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

また、他の同業種の企業についても企業研究をしたい方は、こちらの記事もぜひ参考にしてみて下さい!

【関連企業の年収を徹底調査】

このサイトについて

各企業の平均年収や平均勤続年数・平均年齢・従業員数などの基本情報は、有価証券報告書をデータソースとして使用しています。また、年齢別年収・役職別年収・生涯年収は、政府が公表している各種調査情報を元に、統計的な手法によって独自に算出をしています。詳しい算出方法はこちらのページをご覧ください。

出典

監修 年収チェッカー編集部


本サイトの記事は、人材業界と統計学の双方に専門的な知識を持つ、年収チェッカー編集部によって作成されています。