富士製薬工業の年収は598万円|年齢帯別・役職別年収やボーナスなどを徹底調査【最新版】

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富士製薬工業の平均年収ランキングのまとめ

富士製薬工業株式会社は、東京都に本社を構える、医薬品で事業を手掛ける企業です。 富士製薬工業の平均年収は598万円で、業界ランキング67位の平均年収となっています。 今回は、そんな富士製薬工業に就職すると年収がいくらになるのかについて、年代別・役職別などの軸で徹底分析をしていきます。 ぜひ就職後のイメージと照らし合わせながら読んでみてください!また、面接対策に役立つ富士製薬工業の事業内容や沿革も紹介していきます。 是非最後まで読んで、就職活動の参考にしてくださいね!

また、下記の記事では、富士製薬工業について、より就活生にたった視点で平均年収を分析しているので、就活生の方はぜひこちらもチェックしてみてください!


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富士製薬工業の平均年収はいくら?

平均年収のサマリー

2021年度の富士製薬工業の平均年収は、598万円でした(有価証券報告書調べ)。全国平均の年収が614万円であることを考えると、 全国平均よりも低い水準となっています。

ここで、平均年収の推移をみてみましょう。

平均年収の推移

富士製薬工業の平均年収の推移

富士製薬工業の平均年収は直近7年間で、 +8.1%増加と上昇トレンドとなり、平均年収が増加していることが分かります。

年代別の平均年収

富士製薬工業の年代別平均年収

次に、年代別の平均年収をみてみましょう。25~29歳の平均年収は426万円で、 30~34歳になると491万円と平均年収が65万円プラスとなります。 さらに、35~39歳になると560万円で、40~45歳になると598万円40~45歳になると640万円となります。 そして、50~54歳になると691万円55~59歳になると691万円となります。

※こちらの試算は、富士製薬工業株式会社が発表をしている有価証券報告書と、厚生労働省が発表をしている 賃金構造基本統計調査を元に試算をしています。 詳しい計算方法については、こちらのページを参考にしてください。

ここまで、富士製薬工業の平均年収のサマリーについてみてきました。 しかし、就職活動をする上で他社との比較は欠かせません。 富士製薬工業の平均年収は業界やエリア別で分析した際に、 上位何位なのでしょうか?

それでは、ランキングについて確認をしていきましょう!


ランキング

業界内ランキング

富士製薬工業の業界内年収ランキング

富士製薬工業が属する業界である、「医薬品」の上場企業平均年収は761万円でした。 そのため、富士製薬工業の平均年収は業界平均と比較をして 163万円低く、 業界内ランキングでは、85社中67位と比較的低い平均年収となっています。

次に、エリア内のランキングについて確認していきましょう!

エリア内ランキング

富士製薬工業のエリア内年収ランキング

富士製薬工業の本社がある東京都における上場企業の平均年収は652万円となります。
そのため、富士製薬工業の平均年収はエリア平均と比較をして 54万円低く、 エリア内ランキングでは、2266社中1336位同程度の平均年収となっています。

以上、富士製薬工業の年収ランキングについて見てきました。 ここまで読んでボーナスの額や、出世するといくら貰えるか気になる方も多いかと思います。

それでは、ボーナスの額や役職別の平均年収について確認をしてみましょう!

富士製薬工業でキャリアを重ねると

ボーナスはどれくらい貰える?

富士製薬工業のボーナス額の平均値は、96万円でした。 同業種の業界平均が122万円であることから、 26万円程低い金額になっています。

出世するといくら貰える?

富士製薬工業の役職別平均年収の比較

次に、富士製薬工業の役職別平均年収をみてみましょう。

係長の平均年収は741万円、 課長の平均年収は969万円、 部長の平均年収は1169万円と、 同業界の平均と比較をして 比較的低い水準にあることが分かります。


富士製薬工業の生涯年収はいくら?

富士製薬工業の生涯年収ランキング

調査の結果、富士製薬工業の平均生涯年収は2.0億円でした。

全国の平均生涯年収が2.4億円であることを考えると、 富士製薬工業の生涯年収は 比較的低い水準となっています。

※ 生涯年収は、新卒または第二新卒から60歳まで富士製薬工業株式会社で働いたと仮定して算出しています。


富士製薬工業の従業員調査

ここまで富士製薬工業の年収を様々な角度から分析してきました。 しかし、就職先を検討する際には、給与・収入面だけでなく、その企業にどういった人が働いているかを知っておくことが重要です。 従業員のデータを予め分析して入社後のミスマッチを減らしておきましょう。

富士製薬工業の従業員数

富士製薬工業の従業員数比較

有価証券報告書によると、富士製薬工業の従業員数は、791人でした。 医薬品の従業情報員の平均従業員数が、832人であることから、 業界より比較的少ない人数であることが分かります。
また、同業種内での従業員数ランキングが26位(85社中)であることからも、 規模の比較的小さい企業であることが分かります。

富士製薬工業の従業員の平均勤続年数

富士製薬工業の平均勤続年数比較

有価証券報告書によると、富士製薬工業の平均勤続年数は、10.9年でした。 医薬品の従業員の平均属年数が、11.0年であることから、 比較的、出入りの多い職場であると言えるでしょう。

富士製薬工業の従業員平均年齢

富士製薬工業の従業員の平均年齢比較

有価証券報告書によると、富士製薬工業の従業員の平均年齢は、42.4歳でした。 医薬品の従業員の平均年齢が、43.3歳であることから、 比較的若い人の多い職場であると言えます。

富士製薬工業の離職率

富士製薬工業の従業員の離職率

富士製薬工業の10年以内の離職率は男性従業員が25.7%女性従業員が33.3%

でした。 化学工業の10年以内の平均離職率が、男性従業員が30.1%、女性従業員が41.0%であることから、 男女ともに比較的離職率が低いことが分かります。
※ 参考:厚生労働省発表 – 女性の活躍推進企業データベースオープンデータ(2021年10月25日時点)を加工して作成


富士製薬工業の勤務環境はブラック?それともホワイト?

ここまで、富士製薬工業の平均年収と従業員について分析してきました。 ところで、富士製薬工業の勤務環境はブラックなのでしょうか?それともホワイトなのでしょうか? 見極める一つの判断材料として残業時間や有給休暇日数について確認してみましょう!

富士製薬工業における従業員の平均残業時間と有給休暇の取得日数

富士製薬工業の平均残業時間

富士製薬工業の従業員の平均残業時間は、一月あたり7.0時間でした。 化学工業の従業員の平均残業時間が、18.4時間であることから、 比較的残業時間が短いことが分かります。

富士製薬工業の従業員の有給休暇の平均取得日数は、一年で13.9日でした。 化学工業の従業員の平均日数が、13.2日であることから、 比較的有給休暇をとりやすいことが分かります。

富士製薬工業の長時間労働是正のための取組内容

富士製薬工業は次のような取り組みによって、長時間労働是正に励んでいるようです。

所定時間外労働の調査(毎月)
所定外労働時間の厳格管理
管理職への労務管理研修及び働き方に関する面談の実施

出典:厚生労働省発表 – 女性の活躍推進企業データベースオープンデータ(2021年10月25日時点)


富士製薬工業は女性にとって働きやすい?

富士製薬工業が女性にとって働きやすい環境か気になる方も多いと思います。 それでは、育休取得率と女性従業員の割合をみてみましょう!

富士製薬工業における女性の育休取得率と女性従業員の割合

富士製薬工業の女性の育休取得率

富士製薬工業の女性従業員の育休取得率は、83.3%でした。 化学工業の女性従業員の育休取得率が平均94.2%であることから、 比較的育休がとりにくいことが分かります。

富士製薬工業の女性従業員の割合

富士製薬工業の従業員に占める女性従業員の割合は、46.2%でした。 化学工業の女性従業員の割合が平均26.0%であることから、 比較的女性従業員が多いことが分かります。


富士製薬工業の事業展望

「せっかく富士製薬工業に採用してもらったのに、仕事内容や社風が合わない、、、」なんてことは避けたいですよね。 そのためにも、富士製薬工業が今後どのような成長戦略を考えているのかを知っておくことはとても重要です。 また、それだけでなく富士製薬工業がどのような人を採用したいと考えているのか見えてくるかもしれません。 それでは一緒に事業展望を見ていきましょう!

富士製薬工業は、事業戦略として、「日本の薬都である富山で培ってきた、人々の健康に貢献し、そしてよりよい薬を創出するための探求心、高品質な医薬品を供給する製造技術をもとに、世界の舞台で人々の健やかな生活に貢献している状態を実現する」ようです。
また、有価証券報告書によると、今後の事業成長のために以下の取り組みを掲げています。

  • 富士製薬工業グループで働く社員ひとり一人が、働くことにやりがいと充実感を感じ、それが社会への貢献に繋がり、社会から感謝されることが社員ひとり一人の成長と喜びに繋がり、更に大きな社会への貢献を生み出す、このような好循環を生み出す状態、これが「世界一幸せな会社」である
  • 「優れた医薬品を通じて、人々の健やかな生活に貢献する」という経営理念をさらに深め、医薬品を中心にしながらもその枠を超えて、世界中の女性を肉体的・精神的・社会的にもすべてが満たされた状態にするため、積極的に貢献している状態を実現する
  • 製品の安定供給面では、原薬及び製剤製造のサプライチェーンにおいて重大な事象は発生しておらず、また、原料及び製品等の十分な在庫を保有しており、安定的に供給できる体制を維持している

業績分析

続いて、有価証券報告書の決算情報をもとに、富士製薬工業の将来性を分析していきしょう!

売上額から見る富士製薬工業の将来性

富士製薬工業の売上高推移のグラフ

富士製薬工業は、主な事業として、医薬品事業を手がけています。 ここで、富士製薬工業の売上高推移についてみて見ましょう。 直近7年間の売上成長率は1.8%で、 高い成長率を誇っている会社と言えるでしょう。
また、富士製薬工業の売上高ランキングは、 同業種で51位業界平均と同等程度、もしくは下位に位置しています。

純利益から見る富士製薬工業の将来性

富士製薬工業の純利益高推移のグラフ

次に、富士製薬工業の純利益推移についてみてみましょう。 直近7年間の純利益成長率は15.6%で、 高い成長率を誇っている会社と言えるでしょう。
また、富士製薬工業の売上高ランキングは、 同業種で31位業界を牽引している企業となっています。


富士製薬工業の競合企業は?

富士製薬工業と企業規模が比較的近く、かつ類似した事業内容を展開する企業は以下の企業です。 これらの企業の情報もチェックをしてみて下さいね。

企業名 平均年収 事業内容
科研製薬株式会社 798万円 医薬品
扶桑薬品工業株式会社 567万円 医薬品
日本ケミファ株式会社 690万円 医薬品
栄研化学株式会社 764万円 医薬品
JCRファーマ株式会社 887万円 医薬品
株式会社カイノス 668万円 医薬品
有機合成薬品工業株式会社 582万円 医薬品
佐藤製薬株式会社 733万円 医薬品
森下仁丹株式会社 546万円 医薬品
あすか製薬株式会社 760万円 医薬品

医薬品業界の企業年収ランキングは?

富士製薬工業が属する医薬品業界において、どの企業の年収が多いか気になる方も多いかと思います。 そこで、医薬品業界における平均年収のランキングをまとめてみました。 同一業界の年収ランキングについても是非チェックしてみてください!

順位 企業名 平均年収 従業員数
1位 ソレイジア・ファーマ株式会社 1490万円 21人
2位 サンバイオ株式会社 1247万円 34人
3位 シンバイオ製薬株式会社 1170万円 127人
4位 そーせいグループ株式会社 1151万円 23人
5位 株式会社モダリス 1144万円 3人
6位 武田薬品工業株式会社 1105万円 5149人
7位 中外製薬株式会社 1100万円 4876人
8位 第一三共株式会社 1094万円 5725人
9位 アンジェス株式会社 1078万円 42人
10位 アステラス製薬株式会社 1064万円 3943人

医薬品業界に属する会社の年収ランキングの続きは、こちらをご覧ください!


東京都の企業年収ランキングは?

富士製薬工業が属する東京都において、どの企業の年収が多いか気になる方も多いかと思います。 そこで、東京都における平均年収のランキングをまとめてみました。 同一エリア内の年収ランキングについても是非チェックしてみてください!

順位 企業名 平均年収 従業員数
1位 モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社 2735万円 731人
2位 M&Aキャピタルパートナーズ株式会社 2688万円 150人
3位 ヒューリック株式会社 1803万円 189人
4位 株式会社光通信 1682万円 7人
5位 三菱商事株式会社 1631万円 4629人
6位 ショーボンドホールディングス株式会社 1563万円 10人
7位 株式会社リゾート&メディカル 1560万円 2人
8位 株式会社めぶきフィナンシャルグループ 1490万円 16人
9位 ソレイジア・ファーマ株式会社 1490万円 21人
10位 三井物産株式会社 1482万円 5587人

東京都に本社を構える会社の年収ランキング続きは、こちらをご覧ください!


企業データ

最後に、富士製薬工業の企業データについて調査した結果を記載します。

項目 詳細
会社名 富士製薬工業株式会社
会社ホームページ https://www.fujipharma.jp/
所在地 東京都千代田区三番町5番地7
代表取締役社長 代表取締役社長  岩井 孝之
業種 医薬品
事業内容 医療用医薬品の開発・製造・販売 (注射剤、内用剤、外用剤、診断薬)

富士製薬工業の歴史

歴史をもっと見る

年月

事項

1965年4月

医療用医薬品の製造及び販売を目的として、資本金250万円で東京都足立区北鹿浜町2083番地に

富士製薬工業株式会社を設立

1972年2月

整形外科向けに副腎皮質ホルモン剤「デキサン」を発売

1973年7月

名古屋市千種区に名古屋支店(現 東海北陸支店)を開設

東京都足立区に東京支店(現 関東第一 関東第二支店)を開設

1973年10月

富山県富山市に新工場が完成し旧工場から移転

1973年11月

富山工場敷地内に研究棟及び配送センター完成

1974年4月

大阪市南区に大阪支店(現 関西支店)を開設

福岡市西区に九州支店(現 九州支店)を開設

1976年11月

富山工場敷地内にGMP適合抗生剤注射薬棟完成

1978年4月

新たに抗生物質製剤を薬価基準に収載し発売

1979年3月

札幌市白石区に札幌支店(現 北海道・東北支店)を開設

1979年4月

本社を東京都足立区鹿浜一丁目9番11号に移転

1982年8月

産婦人科向けに体外診断用薬を発売

1994年7月

富山工場敷地内に注射剤工場を新設(2020年9月に除却)

1995年6月

日本証券業協会に株式を店頭登録

1996年7月

非イオン性尿路・血管造影剤「オイパロミン注」を発売

2000年4月

2001年7月

2002年5月

外皮用薬「エルタシン軟膏」の輸入販売を開始

尿路・血管造影剤「イオパーク注」を発売

富山工場敷地内に注射剤工場(現 第2製剤棟)を新設

2003年7月

本社ならびに東京支店を東京都千代田区紀尾井町に移転

2004年12月

日本証券業協会への店頭登録を取り消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場

2006年4月

富山工場敷地内に錠剤工場(現 第4製剤棟)を新設

2008年6月

新薬「ルナベル配合錠」(子宮内膜症に伴う月経困難症治療剤)の販売開始

2010年4月

 

ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQ市場に

上場

2011年3月

本社ならびに東京支店を東京都千代田区三番町に移転

2011年6月

富山工場敷地内に注射剤工場(第5製剤棟)を新設

2011年7月

東京証券取引所市場第二部に株式を上場

2012年7月

2012年10月

東京証券取引所市場第一部銘柄に指定

タイ最大の医薬品製造受託企業であるOLIC (Thailand) Limitedを子会社化

2013年4月

富山工場の近隣に富山研究開発センターが完成

2013年5月

バイオ後続品「フィルグラスチムBS注シリンジ『F』」の販売開始

2013年9月

月経困難症治療剤「ルナベル配合錠ULD」の販売開始

2013年12月

「ルトラール錠」「クロミッド錠」など産科・婦人科製剤の新薬4製剤を製造販売承認の承継及び販売移管により販売開始

2014年3月

三井物産株式会社と資本業務提携契約締結

2016年1月

新薬「ウトロゲスタン腟用カプセル200mg」の製造販売承認を取得

2017年1月

OLIC (Thailand) Limitedがタイの工場敷地内に注射剤工場及び倉庫棟を新設

2018年11月

Alvotech Holdings社とバイオシミラーの日本における商業化に関しての独占的なパートナーシップ契約の締結

2021年2月

三井物産株式会社との資本提携解消

2021年9月

新薬「エフメノカプセル100mg」の製造販売承認を取得


まとめ

今回の記事では、富士製薬工業の年収を中心に、業績の推移や競合企業との比較など、就職活動のためになる情報を徹底調査をしてきました。
会社選びをするうえで、インターネットの評判や社員の方による口コミも参考になりますが、企業のデータを知ることもとても重要です。

関連する業界については、下記で詳しく紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

また、他の同業種の企業についても企業研究をしたい方は、こちらの記事もぜひ参考にしてみて下さい!

【関連企業の年収を徹底調査】

このサイトについて

各企業の平均年収や平均勤続年数・平均年齢・従業員数などの基本情報は、有価証券報告書をデータソースとして使用しています。また、年齢別年収・役職別年収・生涯年収は、政府が公表している各種調査情報を元に、統計的な手法によって独自に算出をしています。詳しい算出方法はこちらのページをご覧ください。

出典

監修 年収チェッカー編集部


本サイトの記事は、人材業界と統計学の双方に専門的な知識を持つ、年収チェッカー編集部によって作成されています。