ゆうちょ銀行の年収は677万円|年齢帯別・役職別年収やボーナスなどを徹底調査【最新版】

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ゆうちょ銀行の平均年収ランキングのまとめ

株式会社ゆうちょ銀行は、東京都に本社を構える、銀行業で事業を手掛ける企業です。 ゆうちょ銀行の平均年収は677万円で、業界ランキング43位の平均年収となっています。 今回は、そんなゆうちょ銀行に就職すると年収がいくらになるのかについて、年代別・役職別などの軸で徹底分析をしていきます。 ぜひ就職後のイメージと照らし合わせながら読んでみてください!また、面接対策に役立つゆうちょ銀行の事業内容や沿革も紹介していきます。 是非最後まで読んで、就職活動の参考にしてくださいね!

また、下記の記事では、ゆうちょ銀行について、より就活生にたった視点で平均年収を分析しているので、就活生の方はぜひこちらもチェックしてみてください!


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ゆうちょ銀行の平均年収はいくら?

平均年収のサマリー

2022年度のゆうちょ銀行の平均年収は、677万円でした(有価証券報告書調べ)。全国平均の年収が620万円であることを考えると、 全国平均よりも高い水準となっています。

ここで、平均年収の推移をみてみましょう。

平均年収の推移

ゆうちょ銀行の平均年収の推移

ゆうちょ銀行の平均年収は直近7年間で、 +4.2%増加と上昇トレンドとなり、平均年収が増加していることが分かります。

年代別の平均年収

ゆうちょ銀行の年代別平均年収

次に、年代別の平均年収をみてみましょう。25~29歳の平均年収は411万円で、 30~34歳になると514万円と平均年収が103万円プラスとなります。 さらに、35~39歳になると598万円で、40~45歳になると651万円40~45歳になると677万円となります。 そして、50~54歳になると737万円55~59歳になると647万円となります。

※こちらの試算は、株式会社ゆうちょ銀行が発表をしている有価証券報告書と、厚生労働省が発表をしている 賃金構造基本統計調査を元に試算をしています。 詳しい計算方法については、こちらのページを参考にしてください。

ここまで、ゆうちょ銀行の平均年収のサマリーについてみてきました。 しかし、就職活動をする上で他社との比較は欠かせません。 ゆうちょ銀行の平均年収は業界やエリア別で分析した際に、 上位何位なのでしょうか?

それでは、ランキングについて確認をしていきましょう!


ランキング

業界内ランキング

ゆうちょ銀行の業界内年収ランキング

ゆうちょ銀行が属する業界である、「銀行業」の上場企業平均年収は686万円でした。 そのため、ゆうちょ銀行の平均年収は業界平均と比較をして 9万円低く、 業界内ランキングでは、117社中43位と比較的低い平均年収となっています。

次に、エリア内のランキングについて確認していきましょう!

エリア内ランキング

ゆうちょ銀行のエリア内年収ランキング

ゆうちょ銀行の本社がある東京都における上場企業の平均年収は659万円となります。
そのため、ゆうちょ銀行の平均年収はエリア平均と比較をして 18万円高く、 エリア内ランキングでは、2268社中884位同程度の平均年収となっています。

以上、ゆうちょ銀行の年収ランキングについて見てきました。 ここまで読んでボーナスの額や、出世するといくら貰えるか気になる方も多いかと思います。

それでは、ボーナスの額や役職別の平均年収について確認をしてみましょう!

ゆうちょ銀行でキャリアを重ねると

ボーナスはどれくらい貰える?

ゆうちょ銀行のボーナス額の平均値は、109万円でした。 同業種の業界平均が110万円であることから、 1万円程低い金額になっています。

出世するといくら貰える?

ゆうちょ銀行の役職別平均年収の比較

次に、ゆうちょ銀行の役職別平均年収をみてみましょう。

係長の平均年収は839万円、 課長の平均年収は1097万円、 部長の平均年収は1323万円と、 同業界の平均と比較をして 比較的低い水準にあることが分かります。


ゆうちょ銀行の生涯年収はいくら?

ゆうちょ銀行の生涯年収ランキング

調査の結果、ゆうちょ銀行の平均生涯年収は2.1億円でした。

全国の平均生涯年収が2.4億円であることを考えると、 ゆうちょ銀行の生涯年収は 比較的高い水準となっています。

※ 生涯年収は、新卒または第二新卒から60歳まで株式会社ゆうちょ銀行で働いたと仮定して算出しています。


ゆうちょ銀行の従業員調査

ここまでゆうちょ銀行の年収を様々な角度から分析してきました。 しかし、就職先を検討する際には、給与・収入面だけでなく、その企業にどういった人が働いているかを知っておくことが重要です。 従業員のデータを予め分析して入社後のミスマッチを減らしておきましょう。

ゆうちょ銀行の従業員数

ゆうちょ銀行の従業員数比較

有価証券報告書によると、ゆうちょ銀行の従業員数は、12169人でした。 銀行業の従業情報員の平均従業員数が、2055人であることから、 業界より比較的多い人数であることが分かります。
また、同業種内での従業員数ランキングが4位(117社中)であることからも、 かなり規模の大きい企業であることが分かります。

ゆうちょ銀行の従業員の平均勤続年数

ゆうちょ銀行の平均勤続年数比較

有価証券報告書によると、ゆうちょ銀行の平均勤続年数は、20.4年でした。 銀行業の従業員の平均属年数が、16.8年であることから、 一度ゆうちょ銀行に就職した人が比較的長い期間働いている、定着率の高い職場と言えそうです。

ゆうちょ銀行の従業員平均年齢

ゆうちょ銀行の従業員の平均年齢比較

有価証券報告書によると、ゆうちょ銀行の従業員の平均年齢は、44.5歳でした。 銀行業の従業員の平均年齢が、41.1歳であることから、 比較的年齢の高い職場であると言えます。


ゆうちょ銀行の勤務環境はブラック?それともホワイト?

ここまで、ゆうちょ銀行の平均年収と従業員について分析してきました。 ところで、ゆうちょ銀行の勤務環境はブラックなのでしょうか?それともホワイトなのでしょうか? 見極める一つの判断材料として残業時間や有給休暇日数について確認してみましょう!

ゆうちょ銀行における従業員の平均残業時間と有給休暇の取得日数

ゆうちょ銀行の平均残業時間

ゆうちょ銀行の従業員の平均残業時間は、一月あたり7.4時間でした。 金融業、保険業の従業員の平均残業時間が、11.7時間であることから、 比較的残業時間が短いことが分かります。

ゆうちょ銀行の従業員の有給休暇の平均取得日数は、一年で16.1日でした。 金融業、保険業の従業員の平均日数が、12.2日であることから、 比較的有給休暇をとりやすいことが分かります。

ゆうちょ銀行の長時間労働是正のための取組内容

ゆうちょ銀行は次のような取り組みによって、長時間労働是正に励んでいるようです。

・時間外労働の上限提示による抑制
・勤務間インターバル制の導入(11時間)
・週2回のリフレッシュデー(定時退社日)の設定と実施の徹底
・年次有給休暇の計画付与 、1週間以上連続した年次有給休暇等の取得促進
・管理者に対し、職場のムダとり(会議・メール・資料1/8)を研修や検定試験を通じて意識づけ
・テレワークの活用促進

出典:厚生労働省発表 – 女性の活躍推進企業データベースオープンデータ(2021年10月25日時点)


ゆうちょ銀行は女性にとって働きやすい?

ゆうちょ銀行が女性にとって働きやすい環境か気になる方も多いと思います。 それでは、育休取得率と女性従業員の割合をみてみましょう!

ゆうちょ銀行における女性の育休取得率と女性従業員の割合

ゆうちょ銀行の女性の育休取得率

ゆうちょ銀行の女性従業員の育休取得率は、100.0%でした。 金融業、保険業の女性従業員の育休取得率が平均98.4%であることから、 比較的育休がとりやすいことが分かります。

ゆうちょ銀行の女性従業員の割合

ゆうちょ銀行の従業員に占める女性従業員の割合は、42.8%でした。 金融業、保険業の女性従業員の割合が平均37.7%であることから、 比較的女性従業員が多いことが分かります。

ゆうちょ銀行の女性活躍を推進する取り組み

ゆうちょ銀行は次のような取り組みによって、女性の活躍を推進しているようです。

■採用に関する取組み
従来より、男女の差異なく採用しているが、今後も性別に関係なく、優秀な人材を公平に採用する方針。
引き続き、採用活動に従事する担当者に研修等を通じて、応募者の適性・能力を判断する能力習得を図る。

■その他の取組み
・企業トップをはじめとした全管理者が「ゆうちょイクボス宣言」を実施し、部下のワーク・ライフ・バランスを推進
・企業トップが「「輝く女性の活躍を加速する男性リーダーの会」行動宣言」に賛同
・トモニンマークを取得
・イクボス企業同盟に加盟

出典:厚生労働省発表 – 女性の活躍推進企業データベースオープンデータ(2021年10月25日時点)


ゆうちょ銀行の事業展望

「せっかくゆうちょ銀行に採用してもらったのに、仕事内容や社風が合わない、、、」なんてことは避けたいですよね。 そのためにも、ゆうちょ銀行が今後どのような成長戦略を考えているのかを知っておくことはとても重要です。 また、それだけでなくゆうちょ銀行がどのような人を採用したいと考えているのか見えてくるかもしれません。 それでは一緒に事業展望を見ていきましょう!

ゆうちょ銀行は、事業戦略として、「環境変化への課題認識と当行グループの強み・経営資源を踏まえ、当行グループは2021年5月に中期経営計画(2021年度~2025年度)を策定し、当該中期経営計画で明確化した3つのミッションの下で、急激に変化する社会環境に対応したサステナブルな経営の実現を目指すべく、ESG経営を推進している」ようです。
また、有価証券報告書によると、今後の事業成長のために以下の取り組みを掲げています。

  • インフレ懸念を背景とした米国等の金融政策の転換や、ウクライナ情勢等を背景に、海外短期金利上昇に伴う外貨調達コストの上昇や海外クレジットスプレッドの拡大が生じているほか、今後の金融経済環境についても、不確実性が高い状況となっている
  • 「地域活性化ファンド」や「投資・事業経営会社」への出資を引き続き推進するとともに、連結子会社のJPインベストメント株式会社が2022年4月に設立した「JPインベストメント地域・インパクト1号ファンド」に出資する等、地域経済発展に貢献していく
  • 「通帳アプリ」等のデジタルサービスについて、機能や使いやすさの継続的な改善に取り組むとともに、お客さまの資産・収支を見える化し、家計管理を支援する「家計簿・家計相談アプリ」の構築に取り組んでいく

業績分析

続いて、有価証券報告書の決算情報をもとに、ゆうちょ銀行の将来性を分析していきしょう!

純利益から見るゆうちょ銀行の将来性

ゆうちょ銀行の純利益高推移のグラフ

次に、ゆうちょ銀行の純利益推移についてみてみましょう。 直近7年間の純利益成長率は9.2%で、 高い成長率を誇っている会社と言えるでしょう。
また、ゆうちょ銀行の売上高ランキングは、 同業種で4位業界を牽引している企業となっています。


ゆうちょ銀行の競合企業は?

ゆうちょ銀行と企業規模が比較的近く、かつ類似した事業内容を展開する企業は以下の企業です。 これらの企業の情報もチェックをしてみて下さいね。

企業名 平均年収 事業内容
株式会社 大垣共立銀行 628万円 銀行業
株式会社みずほフィナンシャルグループ 1038万円 銀行業
三井住友信託銀行株式会社 695万円 銀行業
株式会社滋賀銀行 674万円 銀行業
株式会社七十七銀行 702万円 銀行業
株式会社 京葉銀行 659万円 銀行業
株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 1029万円 銀行業
株式会社りそな銀行 679万円 銀行業
株式会社あおぞら銀行 823万円 銀行業
株式会社十六銀行 664万円 銀行業

銀行業業界の企業年収ランキングは?

ゆうちょ銀行が属する銀行業業界において、どの企業の年収が多いか気になる方も多いかと思います。 そこで、銀行業業界における平均年収のランキングをまとめてみました。 同一業界の年収ランキングについても是非チェックしてみてください!

順位 企業名 平均年収 従業員数
1位 株式会社めぶきフィナンシャルグループ 1490万円 16人
2位 三井住友トラスト・ホールディングス株式会社 1268万円 233人
3位 株式会社ひろぎんホールディングス 1218万円 10人
4位 株式会社第四北越フィナンシャルグループ 1179万円 9人
5位 株式会社コンコルディア・フィナンシャルグループ 1114万円 9人
6位 株式会社三井住友フィナンシャルグループ 1094万円 1130人
7位 株式会社西日本フィナンシャルホールディングス 1054万円 10人
8位 株式会社みずほフィナンシャルグループ 1038万円 2270人
9位 株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 1029万円 3069人
10位 株式会社ほくほくフィナンシャルグループ 994万円 73人

銀行業業界に属する会社の年収ランキングの続きは、こちらをご覧ください!


東京都の企業年収ランキングは?

ゆうちょ銀行が属する東京都において、どの企業の年収が多いか気になる方も多いかと思います。 そこで、東京都における平均年収のランキングをまとめてみました。 同一エリア内の年収ランキングについても是非チェックしてみてください!

順位 企業名 平均年収 従業員数
1位 M&Aキャピタルパートナーズ株式会社 3161万円 159人
2位 モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社 2735万円 731人
3位 ヒューリック株式会社 1904万円 202人
4位 株式会社ドリームインキュベータ 1776万円 120人
5位 株式会社光通信 1682万円 7人
6位 三菱商事株式会社 1631万円 4629人
7位 ショーボンドホールディングス株式会社 1605万円 9人
8位 株式会社リゾート&メディカル 1560万円 2人
9位 株式会社テレビ東京ホールディングス 1522万円 102人
10位 株式会社商船三井 1517万円 1168人

東京都に本社を構える会社の年収ランキング続きは、こちらをご覧ください!


企業データ

最後に、ゆうちょ銀行の企業データについて調査した結果を記載します。

項目 詳細
会社名 株式会社ゆうちょ銀行
会社ホームページ http://www.jp-bank.japanpost.jp/
所在地 東京都千代田区丸の内2丁目7番2号
代表取締役社長 取締役兼代表執行役社長  池田 憲人
業種 銀行業
事業内容 貯金業務/貸出業務/有価証券投資業務/内国為替業務/外国為替業務/附帯業務

ゆうちょ銀行の歴史

歴史をもっと見る

年月

事項

2006年9月
 

株式会社ゆうちょ銀行の準備会社として、日本郵政株式会社の全額出資子会社である株式会社ゆうちょを設立

2007年10月

民営化し日本郵政グループ発足、株式会社ゆうちょ銀行に商号を変更し開業

2007年12月
 

新規業務(シンジケートローン(参加型)、貸出債権の取得又は譲渡等、金利スワップ取引等)の認可取得

2008年4月

SDPセンター株式会社(現:ゆうちょローンセンター株式会社)に出資

 

新規業務(クレジットカード業務、変額個人年金保険の募集業務、住宅ローン等の媒介業務)の認可取得

2008年5月
 

「JP BANKカード」の発行開始、住宅ローン等の媒介業務開始、変額個人年金保険の募集業務開始

2009年1月

全国銀行データ通信システムによる他の金融機関との内国為替取扱開始

2013年3月

日本ATMビジネスサービス株式会社に出資

2015年11月

当行普通株式を東京証券取引所市場第一部に上場

 

JP投信株式会社に出資

2017年6月

新規業務(口座貸越サービス、地域金融機関との連携に係る業務等、市場運用関係業務)の認可取得

2018年2月

JPインベストメント株式会社を設立

2019年12月

SDPセンター株式会社(現:ゆうちょローンセンター株式会社)を子会社化

2021年4月
 

新規業務(口座貸越サービスに係る信用保証業務を行う子会社の保有、フラット35の直接取扱等、損害保険募集業務)の認可取得

2021年5月

口座貸越サービスの取扱開始、フラット35の直接取扱開始、損害保険募集業務開始

2022年3月

新規業務(投資一任契約の締結の媒介業務)の認可取得

2022年4月

東京証券取引所プライム市場に移行

 


まとめ

今回の記事では、ゆうちょ銀行の年収を中心に、業績の推移や競合企業との比較など、就職活動のためになる情報を徹底調査をしてきました。
会社選びをするうえで、インターネットの評判や社員の方による口コミも参考になりますが、企業のデータを知ることもとても重要です。

関連する業界については、下記で詳しく紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

また、他の同業種の企業についても企業研究をしたい方は、こちらの記事もぜひ参考にしてみて下さい!

【関連企業の年収を徹底調査】

このサイトについて

各企業の平均年収や平均勤続年数・平均年齢・従業員数などの基本情報は、有価証券報告書をデータソースとして使用しています。また、年齢別年収・役職別年収・生涯年収は、政府が公表している各種調査情報を元に、統計的な手法によって独自に算出をしています。詳しい算出方法はこちらのページをご覧ください。

出典

監修 年収チェッカー編集部


本サイトの記事は、人材業界と統計学の双方に専門的な知識を持つ、年収チェッカー編集部によって作成されています。