商船三井の年収は1517万円|年齢帯別・役職別年収やボーナスなどを徹底調査【最新版】

最終更新日:


商船三井の平均年収ランキングのまとめ

株式会社商船三井は、東京都に本社を構える、海運業で事業を手掛ける企業です。 商船三井の平均年収は1517万円で、業界ランキング1位の平均年収となっています。 今回は、そんな商船三井に就職すると年収がいくらになるのかについて、年代別・役職別などの軸で徹底分析をしていきます。 ぜひ就職後のイメージと照らし合わせながら読んでみてください!また、面接対策に役立つ商船三井の事業内容や沿革も紹介していきます。 是非最後まで読んで、就職活動の参考にしてくださいね!

また、下記の記事では、商船三井について、より就活生にたった視点で平均年収を分析しているので、就活生の方はぜひこちらもチェックしてみてください!


おすすめコンテンツ


商船三井の平均年収はいくら?

平均年収のサマリー

2023年度の商船三井の平均年収は、1517万円でした(有価証券報告書調べ)。全国平均の年収が624万円であることを考えると、 全国平均よりも高い水準となっています。

ここで、平均年収の推移をみてみましょう。

平均年収の推移

商船三井の平均年収の推移

商船三井の平均年収は直近9年間で、 +68.7%増加と上昇トレンドとなり、平均年収が増加していることが分かります。

年代別の平均年収

商船三井の年代別平均年収

次に、年代別の平均年収をみてみましょう。25~29歳の平均年収は1248万円で、 30~34歳になると1378万円と平均年収が130万円プラスとなります。 さらに、35~39歳になると1477万円で、40~45歳になると1517万円40~45歳になると1553万円となります。 そして、50~54歳になると1542万円55~59歳になると1533万円となります。

※こちらの試算は、株式会社商船三井が発表をしている有価証券報告書と、厚生労働省が発表をしている 賃金構造基本統計調査を元に試算をしています。 詳しい計算方法については、こちらのページを参考にしてください。

ここまで、商船三井の平均年収のサマリーについてみてきました。 しかし、就職活動をする上で他社との比較は欠かせません。 商船三井の平均年収は業界やエリア別で分析した際に、 上位何位なのでしょうか?

それでは、ランキングについて確認をしていきましょう!


ランキング

業界内ランキング

商船三井の業界内年収ランキング

商船三井が属する業界である、「海運業」の上場企業平均年収は872万円でした。 そのため、商船三井の平均年収は業界平均と比較をして 645万円高く、 業界内ランキングでは、15社中1位と比較的高い平均年収となっています。

次に、エリア内のランキングについて確認していきましょう!

エリア内ランキング

商船三井のエリア内年収ランキング

商船三井の本社がある東京都における上場企業の平均年収は664万円となります。
そのため、商船三井の平均年収はエリア平均と比較をして 853万円高く、 エリア内ランキングでは、2269社中41位比較的高い平均年収となっています。

以上、商船三井の年収ランキングについて見てきました。 ここまで読んでボーナスの額や、出世するといくら貰えるか気になる方も多いかと思います。

それでは、ボーナスの額や役職別の平均年収について確認をしてみましょう!

商船三井でキャリアを重ねると

ボーナスはどれくらい貰える?

商船三井のボーナス額の平均値は、244万円でした。 同業種の業界平均が140万円であることから、 104万円程高い金額になっています。

出世するといくら貰える?

商船三井の役職別平均年収の比較

次に、商船三井の役職別平均年収をみてみましょう。

係長の平均年収は1881万円、 課長の平均年収は2460万円、 部長の平均年収は2966万円と、 同業界の平均と比較をして 比較的高い水準にあることが分かります。


商船三井の生涯年収はいくら?

商船三井の生涯年収ランキング

調査の結果、商船三井の平均生涯年収は5.1億円でした。

全国の平均生涯年収が2.4億円であることを考えると、 商船三井の生涯年収は 比較的高い水準となっています。

※ 生涯年収は、新卒または第二新卒から60歳まで株式会社商船三井で働いたと仮定して算出しています。


商船三井の従業員調査

ここまで商船三井の年収を様々な角度から分析してきました。 しかし、就職先を検討する際には、給与・収入面だけでなく、その企業にどういった人が働いているかを知っておくことが重要です。 従業員のデータを予め分析して入社後のミスマッチを減らしておきましょう。

商船三井の従業員数

商船三井の従業員数比較

有価証券報告書によると、商船三井の従業員数は、1168人でした。 海運業の従業情報員の平均従業員数が、356人であることから、 業界より比較的多い人数であることが分かります。
また、同業種内での従業員数ランキングが2位(15社中)であることからも、 かなり規模の大きい企業であることが分かります。

商船三井の従業員の平均勤続年数

商船三井の平均勤続年数比較

有価証券報告書によると、商船三井の平均勤続年数は、13.5年でした。 海運業の従業員の平均属年数が、14.0年であることから、 比較的、出入りの多い職場であると言えるでしょう。

商船三井の従業員平均年齢

商船三井の従業員の平均年齢比較

有価証券報告書によると、商船三井の従業員の平均年齢は、37.8歳でした。 海運業の従業員の平均年齢が、40.3歳であることから、 比較的若い人の多い職場であると言えます。

商船三井の離職率

商船三井の従業員の離職率

商船三井の10年以内の離職率は男性従業員が15.5%女性従業員が10.5%

でした。 運輸業、郵便業の10年以内の平均離職率が、男性従業員が38.4%、女性従業員が49.9%であることから、 男女ともに比較的離職率が低いことが分かります。
※ 参考:厚生労働省発表 – 女性の活躍推進企業データベースオープンデータ(2021年10月25日時点)を加工して作成


商船三井の勤務環境はブラック?それともホワイト?

ここまで、商船三井の平均年収と従業員について分析してきました。 ところで、商船三井の勤務環境はブラックなのでしょうか?それともホワイトなのでしょうか? 見極める一つの判断材料として残業時間や有給休暇日数について確認してみましょう!

商船三井における従業員の平均残業時間と有給休暇の取得日数

商船三井の平均残業時間

商船三井の従業員の平均残業時間は、一月あたり17.0時間でした。 運輸業、郵便業の従業員の平均残業時間が、23.5時間であることから、 比較的残業時間が短いことが分かります。

商船三井の従業員の有給休暇の平均取得日数は、一年で9.1日でした。 運輸業、郵便業の従業員の平均日数が、10.9日であることから、 比較的有給休暇をとりにくいことが分かります。

商船三井の長時間労働是正のための取組内容

商船三井は次のような取り組みによって、長時間労働是正に励んでいるようです。

週一回のノー残業デイ、月二回の定時退社の設定、労働時間の見える化、退社予定時刻の掲示、ワークプレイス改革

出典:厚生労働省発表 – 女性の活躍推進企業データベースオープンデータ(2021年10月25日時点)


商船三井は女性にとって働きやすい?

商船三井が女性にとって働きやすい環境か気になる方も多いと思います。 それでは、育休取得率と女性従業員の割合をみてみましょう!

商船三井における女性の育休取得率と女性従業員の割合

商船三井の女性の育休取得率

商船三井の女性従業員の育休取得率は、100.0%でした。 運輸業、郵便業の女性従業員の育休取得率が平均68.2%であることから、 比較的育休がとりやすいことが分かります。

商船三井の女性従業員の割合

商船三井の従業員に占める女性従業員の割合は、19.4%でした。 運輸業、郵便業の女性従業員の割合が平均18.3%であることから、 比較的女性従業員が多いことが分かります。


商船三井の事業展望

「せっかく商船三井に採用してもらったのに、仕事内容や社風が合わない、、、」なんてことは避けたいですよね。 そのためにも、商船三井が今後どのような成長戦略を考えているのかを知っておくことはとても重要です。 また、それだけでなく商船三井がどのような人を採用したいと考えているのか見えてくるかもしれません。 それでは一緒に事業展望を見ていきましょう!

商船三井は、事業戦略として、「2021年度以降、コンテナ船事業を含む各事業の業績が好調に推移した結果、当初2017年に掲げた2027年度の財務目標を2年連続で達成し、財務体質は急速に改善している」ようです。
また、有価証券報告書によると、今後の事業成長のために以下の取り組みを掲げています。

  • 海運市況との相関性が高い市況享受型事業において海運好況時には高リターンを得る一方、安定収益型事業の比重をより高め、海運不況時でも黒字を確保することを目指す
  • 「BLUEACTION2035」では、2035年度をグループビジョン実現の時期として設定しているが、ゴールまでの期間を3年+5年+5年の3フェーズに分け、バックキャスト思考で計画を策定している
  • 「RollingPlan2022」から継承する“3つの主要戦略”に加えて、その基盤整備にもあたる“サステナビリティ課題への取組”のうち最重点5項目を「BLUEACTION2035」の中心に据えている

業績分析

続いて、有価証券報告書の決算情報をもとに、商船三井の将来性を分析していきしょう!

売上額から見る商船三井の将来性

商船三井の売上高推移のグラフ

商船三井は、主な事業として、ドライバルク事業・エネルギー事業・製品輸送事業・うち、コンテナ船事業・不動産事業・関連事業・その他を手がけています。 ここで、商船三井の売上高推移についてみて見ましょう。 直近9年間の売上成長率は-30.1%で、 成長がやや鈍化していると言えるでしょう。
また、商船三井の売上高ランキングは、 同業種で4位業界を牽引している企業となっています。

純利益から見る商船三井の将来性

商船三井の純利益高推移のグラフ

次に、商船三井の純利益推移についてみてみましょう。 直近9年間の純利益成長率は-248.9%で、 高い成長率を誇っている会社と言えるでしょう。
また、商船三井の売上高ランキングは、 同業種で2位業界を牽引している企業となっています。


商船三井の競合企業は?

商船三井と企業規模が比較的近く、かつ類似した事業内容を展開する企業は以下の企業です。 これらの企業の情報もチェックをしてみて下さいね。

企業名 平均年収 事業内容
川崎汽船株式会社 990万円 海運業
佐渡汽船株式会社 492万円 海運業
新日本海フェリー株式会社 615万円 海運業

海運業業界の企業年収ランキングは?

商船三井が属する海運業業界において、どの企業の年収が多いか気になる方も多いかと思います。 そこで、海運業業界における平均年収のランキングをまとめてみました。 同一業界の年収ランキングについても是非チェックしてみてください!

順位 企業名 平均年収 従業員数
1位 株式会社商船三井 1517万円 1168人
2位 日本郵船株式会社 1082万円 1249人
3位 川崎汽船株式会社 990万円 794人
4位 共栄タンカー株式会社 981万円 55人
5位 飯野海運株式会社 942万円 169人
6位 乾汽船株式会社 929万円 70人
7位 株式会社 東栄リーファーライン 885万円 24人
8位 NSユナイテッド海運株式会社 876万円 215人
9位 東海汽船株式会社 811万円 193人
10位 玉井商船株式会社 792万円 20人

海運業業界に属する会社の年収ランキングの続きは、こちらをご覧ください!


東京都の企業年収ランキングは?

商船三井が属する東京都において、どの企業の年収が多いか気になる方も多いかと思います。 そこで、東京都における平均年収のランキングをまとめてみました。 同一エリア内の年収ランキングについても是非チェックしてみてください!

順位 企業名 平均年収 従業員数
1位 モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社 2735万円 731人
2位 M&Aキャピタルパートナーズ株式会社 2478万円 206人
3位 ヒューリック株式会社 1907万円 222人
4位 株式会社ドリームインキュベータ 1776万円 120人
5位 株式会社光通信 1682万円 7人
6位 インテグラル株式会社 1657万円 71人
7位 三菱商事株式会社 1631万円 4629人
8位 株式会社リゾート&メディカル 1560万円 2人
9位 そーせいグループ株式会社 1541万円 41人
10位 株式会社テレビ東京ホールディングス 1522万円 102人

東京都に本社を構える会社の年収ランキング続きは、こちらをご覧ください!


企業データ

最後に、商船三井の企業データについて調査した結果を記載します。

項目 詳細
会社名 株式会社商船三井
設立年月日 1942年
会社ホームページ http://www.mol.co.jp/
所在地 東京都港区虎ノ門2丁目1番1号
代表取締役社長 代表取締役社長執行役員  池田 潤一郎
業種 海運業
事業内容 外航海運業

商船三井の歴史

歴史を知っておくことは、その会社の安定性を理解するだけでなく、面接対策の観点からもとても重要です。 商船三井の創設年は1942年で82年の社歴を持っており、 海運業の中では 比較的若い企業であると言えます。

歴史をもっと見る

1964年4月

海運再建整備に関する臨時措置法に基づき、大阪商船株式会社と三井船舶株式会社が(三井船舶株式会社を存続会社として)対等合併し、本店を大阪市に置き商号を「大阪商船三井船舶株式会社」と変更、合併時の資本金131億円、所有船舶86隻127万重量トン

1966年10月

内航近海部門を分離し、商船三井近海株式会社を設立

1969年8月

日本沿海フェリー株式会社発足

1970年10月

船客部門業務を分離し、商船三井客船株式会社設立

1986年8月

北米における定期船・物流部門を統括するMITSUI O.S.K.LINES(AMERICA),INC.

(現、MOL (AMERICA) INC.)を設立

1989年6月

山下新日本汽船株式会社とジャパンライン株式会社が合併し、ナビックス ライン株式会社 発足

1989年7月

三井航空サービス株式会社と商船航空サービス株式会社が合併し、エムオー エア システム株式会社(現、商船三井ロジスティクス株式会社)発足

1990年8月

株式会社ダイヤモンドフェリーに資本参加

1993年10月

日本海汽船株式会社を合併

1995年10月

新栄船舶株式会社を合併

1996年4月

東京マリン株式会社(現 MOLケミカルタンカー株式会社)に資本参加

1999年4月

ナビックス ライン株式会社と合併し、商号を「株式会社 商船三井」に変更

株式会社商船三井エージェンシイズ(神戸)、株式会社商船三井エージェンシイズ

(横浜)、東海シッピング株式会社、モンコンテナ株式会社が合併し、株式会社エム・オー・エル・ジャパン(現 株式会社MOL JAPAN)が発足し、定航営業部、大阪支店、名古屋支店の業務を同社に移管

2000年4月

商船三井興業株式会社、日本工機株式会社、ナビックステクノトレード株式会社が合併し、商船三井テクノトレード株式会社発足

2001年3月

商船三井フェリー株式会社発足

2001年7月

株式会社エム・オー・シーウェイズにナビックス近海株式会社の近海部門を移管し、それぞれ商船三井近海株式会社及びナビックス内航株式会社に商号を変更(ナビックス内航株式会社は2003年7月に商船三井内航株式会社と、2014年9月に株式会社商船三井内航とそれぞれ商号を変更)

2004年10月

ダイビル株式会社の株式を公開買付し、子会社化

2006年3月

宇徳運輸株式会社(現 株式会社宇徳)の株式を公開買付し、子会社化

2007年6月

商船三井フェリー株式会社と九州急行フェリー株式会社が合併
(存続会社は商船三井フェリー株式会社)

2007年7月

株式会社ダイヤモンドフェリーと株式会社ブルーハイウエイ西日本が合併
(存続会社は株式会社ダイヤモンドフェリー)

2008年10月

商船三井テクノトレード株式会社と山和マリン株式会社が合併
(存続会社は商船三井テクノトレード株式会社)

2009年4月

関西汽船株式会社を子会社化

2009年9月

日産専用船株式会社を子会社化

2009年10月

関西汽船株式会社と株式会社ダイヤモンドフェリーは共同株式移転により株式会社フェリーさんふらわあを設立

2011年10月

関西汽船株式会社、株式会社ダイヤモンドフェリー、及び株式会社フェリーさんふらわあが合併(存続会社は株式会社フェリーさんふらわあ)

2014年10月

株式会社エム・オー・エル・マリンコンサルティングと株式会社MOLケーブルシップが合併し、株式会社MOLマリンに商号変更(存続会社は株式会社エム・オー・エル・マリンコンサルティング)

2016年7月

株式会社ジャパンエキスプレス(本店:横浜)の海外引越事業を商船三井ロジスティクス株式会社に譲渡

2016年10月

株式会社ジャパンエキスプレス(本店:横浜)の海外引越事業を除く全事業を株式会社宇徳に譲渡(株式会社ジャパンエキスプレス(本店:横浜)は事業を停止)

2017年7月

当社、川崎汽船株式会社、日本郵船株式会社の3社が、定期コンテナ船事業統合会社としてオーシャン ネットワーク エクスプレス ホールディングス株式会社を設立(在邦持株会社。事業運営会社はOCEAN NETWORK EXPRESS PTE. LTD.)

2021年4月

株式会社MOLマリンとMOLエンジニアリング株式会社が合併し、MOLマリン&エンジニアリング株式会社に商号変更(存続会社は株式会社MOLマリン)

商船三井近海株式会社から商船三井ドライバルク株式会社への商号変更

2022年3月

株式会社宇徳の株式を公開買付し、完全子会社化

2022年4月

不定期船事業、木材チップ船事業、およびパナマックス事業(鉄鋼産業・国内電力向けを除く)を商船三井ドライバルク株式会社へ承継

ダイビル株式会社の株式を公開買付し、完全子会社化

2022年11月

商船三井ロジスティクス株式会社は自己株式を取得し、完全子会社化


まとめ

今回の記事では、商船三井の年収を中心に、業績の推移や競合企業との比較など、就職活動のためになる情報を徹底調査をしてきました。
会社選びをするうえで、インターネットの評判や社員の方による口コミも参考になりますが、企業のデータを知ることもとても重要です。

関連する業界については、下記で詳しく紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

また、他の同業種の企業についても企業研究をしたい方は、こちらの記事もぜひ参考にしてみて下さい!

【関連企業の年収を徹底調査】

このサイトについて

各企業の平均年収や平均勤続年数・平均年齢・従業員数などの基本情報は、有価証券報告書をデータソースとして使用しています。また、年齢別年収・役職別年収・生涯年収は、政府が公表している各種調査情報を元に、統計的な手法によって独自に算出をしています。詳しい算出方法はこちらのページをご覧ください。

出典

監修 年収チェッカー編集部


本サイトの記事は、人材業界と統計学の双方に専門的な知識を持つ、年収チェッカー編集部によって作成されています。